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さがみはら中央区 コラム

公開日:2021.10.21

相模原市立博物館レポvol.23文化財×博物館×図書館×旧石器ハテナ館連携事業
 縄文世界を見に行こう!
「世界遺産じゃないけど相模原にもある縄文遺跡群」博物館考古担当学芸員 河本雅人・長澤有史

  • 川尻石器時代遺跡からみつかった土偶(上段)、耳飾り(下段)

  • さがみはら縄文遺跡マップ

 今年7月、ユネスコの世界遺産に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が登録され、『縄文』が世界から注目されています。相模原市でも縄文遺跡が多く見つかっており、まさに「宝庫」と言えます。



 この市内の縄文遺跡をより知っていただくために、10月1日(金)から、博物館や図書館では、特設の縄文遺跡に関する展示や関連図書コーナーを設置したり、旧石器ハテナ館では矢じりづくり、火おこし体験などを行っています。



 博物館では、今年で史跡指定90周年を迎えた緑区の川尻石器時代遺跡のミニ展示を開催しています。川尻石器時代遺跡は学術上重要な遺跡であることから、1931(昭和6)年に国の史跡に指定されました。現在までの調査成果から2000年以上続いたムラ跡であったことが分かっています。ミニ展示では、見つかった出土品や指定の経緯などを紹介しています。



 また、市内を代表する縄文遺跡と出土品などを地図とあわせて紹介する「さがみはら縄文遺跡マップ」を博物館、図書館3館、旧石器ハテナ館で無料配布しています。



 遺跡は、「人類共通の遺産」です。市内にある身近な遺産を多くの方々に知ってもらい、皆さんに親しみをもっていただくきっかけになればと思います。ぜひ、この機会に縄文時代や考古学の世界をのぞいてみませんか?



※新型コロナウイルス感染症等の状況により、企画展が中止または変更になる場合もあります。最新情報は各施設のHPや電話でご確認ください。



■相模原市立博物館(高根3の1の15)【電話】042・750・8030【URL】https://sagamiharacitymuseum.jp/

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