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相模原市立博物館レポvol.26 古代の開発を探る 考古企画展「古代相模原台地の開発」 考古担当学芸員 長澤有史

公開:2022年2月10日

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橋本遺跡出土の須恵器(すえき)
橋本遺跡出土の須恵器(すえき)

 令和4年1月29日(土)から3月13日(日)まで、相模原市立博物館にて考古企画展「古代相模原台地の開発」を開催中です。

 市内には今から約1400〜1000年前の古墳時代の終わりごろから平安時代の遺跡が多く残っています。この時期を「古代」としてとらえ、企画展のテーマに設定しました。この時代を主なテーマとした企画展示は当館では初めてです。

 企画展では「開発の波」「集落と道」「古代集落の生活」「古代の終焉」の4つのテーマから古代の相模原台地の開発を探ります。「開発の波」では、市内の古代における開発の様子を集落の分布や土器を中心とする出土品から紹介し、「集落と道」では古代東海道とのつながりや集落間を結ぶ道の存在を推測します。また、「古代集落の生活」では古代の人々の暮らしがどのようなものであったのか、住まい、生活用具の土器、信仰がうかがえる資料などから探り、最後に「古代の終焉」にてこの時代の終わりの様子を紹介します。

 この企画展で、「古代」には市内にどのような遺跡があったのか、先人の歩みを振り返っていただければと思います。身近な遺跡から、古代の暮らしや歴史を学ぶことのできる絶好の機会となっていますので、ぜひご来館ください。

 なお、担当学芸員による展示解説が2月27日(日)、3月13日(日)のそれぞれ午後2時から、特別展示室にて開催予定です(いずれも同内容、申し込み不要)。

※新型コロナウィルスの感染拡大の状況により、内容の変更や開催中止となる場合がありますので、開催状況については博物館ホームページをご覧ください。

■相模原市立博物館【電話】042・750・8030

市内出土の鉄製農具(鎌(かま)・鋤先(すきさき))と砥石(といし)
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