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相模原市立博物館レポvol.28 JAXA連携企画展 「相模原と月vol.2〜太陽系惑星の月たち〜」 天文担当学芸員 里見 聡一

公開:2022年7月14日

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企画展ポスター(背景画像:(C)NASA、探査機画像:(C)JAXA)
企画展ポスター(背景画像:(C)NASA、探査機画像:(C)JAXA)

 企画展タイトルに『vol.2』とありますが、昨年秋に実施したJAXA連携企画展「相模原と月」をご覧いただいた方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。実は、昨年度の企画展は新型コロナウイルス感染症の影響により、当初の予定から半分以下の展示期間(2021年10月1日〜17日)となってしまいました。そこで、本企画展では地球の衛星である月だけでなく、太陽系全体の惑星の月(衛星)たちも取り上げ、さらに充実した内容で開催することにしました。

 今回は、JAXAで今年度打ち上げ予定の小型月着陸実証機SLIMや、火星衛星探査計画MMXの模型や実物機器を中心に、これまでの月(衛星)ミッションの科学成果や最新の探査技術等を紹介するほか、月の星景写真や、「月見」・「月待」といった相模原市域で古くから行われていた行事に関する資料を8月28日(日)まで展示しています。

 見どころはたくさんありますが、少しだけご紹介しますと...JAXA宇宙科学研究所と連携した「相模原から月へ」と題した展示では、JAXAから借用した太陽系惑星の衛星を探査する探査機や打ち上げロケットの模型、関連した実物機器を見ることができます。「相模原から見た月」では、相模原の特徴的な景観と月を撮影した写真を20点ほど展示。「相模原と月にまつわる行事」では、十五夜に市内で昔から行われていた「月見」飾りを再現しており、二十三夜などの「月待」についてもご紹介しています。

 「相模原と月」シリーズはJAXAとの連携はもちろんですが、『月』に関して天文分野だけではなく、民俗分野の観点からの展示もあり、より多くの方に興味を持っていただける内容となっております。

 最後に関連事業として、7月23日(土)に観望会「昼間の月を見てみよう!」、7月31日(日)に講演会「火星衛星探査計画 MMX」、8月11日(木)には親子天文教室「手作り望遠鏡で月を見よう!」を開催予定です。詳しくは相模原市立博物館のホームページをご覧ください。

 企画展HPは、下記QRコードへ。

※新型コロナウイルスの感染拡大の状況により、内容の変更や開催中止となる場合があります。

■相模原市立博物館(高根3の1の15)【電話】042・750・8030

2021年中秋の名月(©相模原市立博物館)
2021年中秋の名月(©相模原市立博物館)
火星衛星探査計画MMX(©JAXA)
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