さがみはら中央区 人物風土記
公開日：2022.12.08
紙芝居パフォーマンスチーム「ぱらぴりぱー」の代表を務める
たーじさん（本名：田島颯）
共和在住 23歳
紙芝居でみんなを笑顔に
○…大学生５人組による紙芝居パフォーマンスチームの活動を始めて約１年が経過。先月には結成１周年を記念した初の単独イベントを実施した。活動当初は幼稚園などを対象にオンラインで行っていたが、老若男女楽しめる紙芝居を披露しようと試行錯誤を重ねた結果、単独公演は盛況だったという。「幅広い世代の方でにぎわった。ボランティアに関心のある方の反応も良かった」と振り返る。
○…青山学院大学入学後、学習支援や被災地支援などのボランティアに携わった。最大の転機はコロナ禍。社会活動が制限される中、奉仕活動も約１年することが無かった。２年生の冬、思い立って絵の上手かった友人と紙芝居を披露する「たーじとふーし」を結成。「オンラインなどコロナ禍だからこそできる活動を行う」と決めた。
○…初の公演は故郷・栃木にある幼稚園と結んだ画面越しのステージだった。「園児の反応が良くて『行ける』と思った」と笑顔を見せる。活動を続けていくうちにメンバーが増え、対面公演も行った。メンバーとは公演ごとに内容などを話し合い精度をあげていった。創作紙芝居に人形劇や来場者との掛け合いは評判が良く施設からの要望も増えていった。「やりがいはみんなの笑顔。メンバー、支えてくれる人の笑顔が楽しみです」
○…チーム名も５人で考えた。「ぱらぱらぴりぴりという紙の音から。誰もが紙芝居を想像できる名前になったと思う」。公演やイベント出演など多忙な中、気づけば４年生になり卒論や就活などに割かれる時間が増え、卒業後は地域活動が出来なくなるおそれもある。「紙芝居を引き継いでくれる人がいてくれたら。『ぱらぴりぱー』の名は相模原に根付いて欲しいですからね」
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