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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2023.08.24

7月に相模原税務署長に就任した
伊熊 宏紀さん
小金井市在住 59歳

時代に即した税制度に

 ○…「税の仕組みをもっと市民に知ってもらうことが大切。関係団体と協力してPRしていきたい」。署長に就任して1カ月あまり、トップとして取り組むのは、税に関する各種手続きをインターネットで行う「e―Tax」(国税電子申告・納税システム)の利用促進と「キャッシュレス納付」の推進。時代に即した制度を活用し、納税者の利便性の向上を強化していく方針だ。「税務署に来なくてもスマホ1台で納税できる。そうしたシステムを誰でもわかるように説明していかなければ」

 ○…佐賀県出身。東京国税局に入局後、主に査察調査に従事し、『税の公平性』をモットーにしてきた。「現場では扉でも箱でも開けられるものは何でも開けるのが基本」。タンスの隠し引き出しや、隠し扉などにお金を隠す脱税に遭遇したこともある。「真面目に納税している人が損をする仕組みは絶対に良くない。そう心がけ、使命をもって職務にあたってきた」

 ○…趣味は釣り全般。20代のころは主に海釣りにはまり、ここ10年は渓流釣りを楽しんでいる。「釣りだけでなく、綺麗な清流のせせらぎを聞き、美味しい空気を吸えるのは何より贅沢」とその魅力を語る。群馬の利根川や山梨の桂川などをひいきにしてきたが「相模原は自然豊かで多くの釣りのスポットがあると聞く。ぜひ行ってみたい」と目を輝かせる。

 ○…相模原には署長に就任して、初めて訪れた。「市役所通りは桜の季節は綺麗だと聞いているので今から楽しみ」と、現在は最寄りの相模原駅から、税務署までの徒歩で出勤する毎日だ。「税務業務の最後で相模原に来たのも何かの縁。相模原の発展を、税という観点から支え、貢献していきたい」と話した。

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