さがみはら中央区 人物風土記
公開日:2023.11.23
11月23日に市立博物館で行われる朗読プラネタリウムでナレーターを務める
渡辺 克己さん
相模原市出身
全身全霊で伝える
○…「日常ではない世界観を味わってもらえたら」と、プラネタリウムの星空を眺めながら小説の朗読を楽しめるイベントを企画。自らがナレーションを担当する。命をテーマとする小説『蠍座カレンダー』を選んだのは「今、世界的に争いや悲しいことが多い。自問自答も込めて、こんな世界だからこそ大事な物語」という切実な思いから。世界最古の電子楽器・テルミンを奏でる大西ようこさんとともに、癒しの声で観客を幻想的な世界へと誘う。
○…町田市生まれ、相模原市育ち。表現活動が盛んな玉川学園で小・中学生時代を過ごし、毎日歌に親しんでいたことが「人生の土台」と胸を張る。20代の終わりに市民参加の朗読会でナレーターとしてキャスティングされたことが転機となり、30歳で脱サラして表現の道へ。「『ここじゃないどこかに行きたい』という青臭い気持ちが後押しした」と当時の心境を振り返る。「上手くいくもいかないも自分の努力次第。結果に対して自分で責任がとれる状態にしたかった」と、新たな一歩を踏み出した。
○…20年以上にわたりディズニー映画の予告ナレーションを務めてきたほか、アップル社のイベントで製品を紹介するプレゼンターに抜擢されるなど第一線で活躍。今では舞台やファッションショーの演出、ラジオ番組のディレクター、プレゼンテーションの指導、地域活性化など活動の幅を広げている。「やりたいことはすぐやる。挑戦ばかり」と明るく笑う。
○…「自分の仕事は伝えること」。演者としての表現だけでなく、伝えることの指導や手助けにも熱心だ。最も大切にしているのは「本当に伝えたいことがあるのか。上手い、下手ではなく、誰もが自分の思いを伝えられる未来に」
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