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さがみはら中央区 社会

公開日:2025.07.10

市病院協会
土屋会長が県民功労賞
地域医療の充実に寄与

  • 黒岩祐治知事(左)と土屋会長(写真は医療法人社団相和会提供)

 神奈川県内で団体や地域の活動を通じて社会福祉や保健衛生、教育・文化などに長年寄与し、活躍した人に贈られる「神奈川県県民功労者表彰」の2025年度受賞者がこのほど発表され、(公社)相模原市病院協会の土屋敦会長が選ばれた。地域医療の充実や保健衛生の向上に尽くしたことなどが高く評価された。

 土屋会長は医療法人社団相和会の理事長を務め、10年ほど前から同協会の会長職を担っている。近年では新型コロナウイルスの流行や能登半島地震などが医療に大きく影響を及ぼしたが、困難な状況下でも医療チームの派遣や物資の支援など国や県と協力しながら、市内の医療機関をまとめ迅速に対応した。表彰を受け土屋会長は「自分で何かを成し遂げたという意識はあまりなく、有事に対して皆をまとめることで乗り越えられた」と話した。

 「人員不足」や「二次救急医療機関のひっ迫」など、相模原市の医療を取り巻く課題は多い。その中でも、看護師の復職相談会の開催や、二次救急を内科以外の診療科へ分散するといった取り組みを市の協力を仰ぎ進めている。「相模原市は市民病院がないからこそ地域医療の連携がもともと強い。その絆を生かしていきたい」と話した。

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