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さがみはら中央区 社会

公開日:2025.07.10

カインズがパンマルシェ
地域の経済循環を促す

  • 大勢の客で賑わったパンマルシェ(上)と株式会社カインズの「くみまち」構想ロゴ(下)

 カインズ相模原愛川インター店(南区)で6月28日、地元のパン屋と社会福祉事業者のパン80種を集めたマルシェが開催された。地域内で経済循環を生み出すことなどを目的に株式会社カインズが各地で行っている取り組み。この日は大勢の客がパンを求めて訪れ、開始15分で売り切れになった商品もあった。

 チラシを見て来たという市内在住の女性は「色んなパン屋があった。いつも買えないようなパンを買った」と話した。

「くみまち」構想

 同社は「まち」と「くむ」ことで人々が自立し、共に楽しみ、助け合い、一人ひとりが主役になれる「まち」をめざす「くみまち」構想を掲げている。

 パンマルシェも「くみまち」構想の一環。コロナ禍の影響でパン屋の倒産件数が増加したことをきっかけに2023年に埼玉県で始まった。

 就労支援施設で作られたパンを販売することで福祉支援の側面も持つ。同社担当者は「経済の循環が市内で生まれる。市民の方には『こんなパン屋あったんだ』と知ってもらい地元のことをもっと好きになってもらえたらいい。市民、福祉事業者、パン屋みんながハッピーになってくれるのが一番」と話した。

 パンを出品した店舗の担当者は「納品だけさせてもらって、売り場に立たなくていい」と参加店舗目線でメリットを実感している様子だった。

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