さがみはら中央区 社会
公開日:2025.07.10
相模原市
生誕祝いに「地場がらがら」
素材に地域資源を活用
相模原市は7月1日から出生祝い品として、津久井地域で生産された木材「さがみはら津久井産材」で製作した赤ちゃん用のおもちゃ「ラトル(がらがら)」を贈る取り組みをスタートした。
中に大豆や小豆
ヒノキ・ケヤキ・サクラ・イチョウ・コナラの5種類の木材を直径5センチ厚さ1センチほどの椀型の部材に加工し、中に津久井産大豆や小豆を入れ接合。振ると優しい音が鳴り、赤ちゃんの興味をひく「ファーストトイ」に仕上がった。一般社団法人「さがみ湖 森・モノづくり研究所」が製作し、今年度は昨年度の出生者数を鑑み4200個を用意している。
市は今年4月、少子化対策の一環として、子育て世代が安心して子どもを産み育てられる社会の実現を目的に「子育て応援条例」を施行。地域資源を素材に使うことで、街への誇りや愛着を深めてもらいたい狙いもある。
「ラトル」を受け取ることができるのは、今年4月1日以降に生まれた相模原市に住民登録がある乳児(転入者は除く)。出生届出時に各区役所区民課、まちづくりセンター、出張所、こども家庭課などの窓口で配布される(既に出生届を提出している場合は、4カ月児健診などで受け取り可能)。
(問)市こども家庭課【電話】042・769・8345。
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