さがみはら中央区 スポーツ
公開日:2025.09.04
日大三高野球部
堂々の甲子園準優勝
「1つにまとまっていった」
淵野辺駅を最寄りとする日本大学第三高等学校硬式野球部が8月23日、夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)で準優勝した。
強打で西東京大会を制した日大三は甲子園でも打ち勝ってきた。初戦の接戦を制すると次戦は初回から強打を集中。1、2回で7点を挙げ打撃戦を制すると、東東京代表の関東第一高校との東京対決となった準々決勝は中盤に打線がつながり、5得点。粘る関東第一を引き離した。
タイブレーク制し決勝戦
優勝候補の横浜との激闘を制し波に乗る県立岐阜商業との準決勝は終盤に追いつくと、延長10回のタイブレーク(得点が入りやすい状況から攻撃を開始する特別ルール)で勝ち越し。決勝へと駒を進めた。
「選手の邪魔にならないように見守っていきたい」と大会前に語っていた三木有造監督は「選手はがんばってくれた。試合を重ねるごとに集中力が増し、1つにまとまっていった」と振り返る。
相模原出身の主将2塁打で先制
勝てば14年ぶり3度目の夏制覇となる沖縄尚学との決勝戦は「らしくない」展開となった。初回に相模原市出身でここまでチームを引っ張ってきた主将の本間律輝さんの2塁打で幸先よく先制するも、これまでのようにチャンスの場面であと一本が出ず、3対1で沖縄尚学に初優勝を献上した。「相手ピッチャーがよかったに尽きる」と三木監督は敗戦の弁を語り、「応援のため、多くの方に足を運んでいただけて幸せ。応援がすごい力になることを改めて知った」と話す。
「心からねぎらい」
決勝戦を現地で観戦した小池百合子都知事は「チーム一丸となって戦い抜いたことに、東京都民を代表して心から拍手とねぎらいの言葉を贈りたい。このかけがえのない経験を通じて学んだことをこれからの人生に生かしてもらえれば」などとコメントした。
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