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さがみはら中央区

公開日:2025.11.27

Sagamihara Business Frontier
フッ素樹脂の国内製造の道を切り開いた
ペンニットー株式会社 中央区南橋本

  • くねくね曲げても折れないチューブを紹介する櫻井社長

  • クリスマスツリーのような形のひだ(左)が折れない秘訣

 ペンニットー株式会社(南橋本)は、およそ50年前、「フッ素樹脂チューブ」の国内メーカーがまだ珍しかった頃に田名で研究を始めた製造・販売業者。フッ素樹脂チューブは熱や薬品などに強い特殊な素材で、半導体製造装置や医療機器、インフラ配線に使われている。

 同社はもともと、チューブを輸入する商社として創業したが、輸入したものに液漏れなどのトラブルが発生したことをきっかけに、自社で素材選定や装置開発から行うことを決断した。独自のチューブ完成までに10年の歳月がかかったという。現在は、高い技術が求められる太径チューブの分野で国内トップシェアを誇る。

 櫻井健一代表取締役は「およそ半世紀、この地で事業を続けている。周辺には加工業者や装置メーカー、教育機関も多く、モノづくり企業にとって理想的な環境です」と語る。社員の半数以上が相模原市内在住で、櫻井代表取締役は相模原市出身。「地元には強い愛着がある」。市が取り組みに力を入れているロボットや宇宙産業への事業展開にも意欲をにじませる。「これからも地域に根差したモノづくりを続けたい」

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