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さがみはら中央区 社会

公開日:2025.11.27

開放的な新施設を公開
リハビリ病院が内覧会

  • 広々としたリハビリテーション室

  • (左から)酒井篤史事務長、吉野院長、島早苗看護部長

 緑区橋本台への移転を進めている「さがみリハビリテーション病院」(旧病院:中央区下九沢)が11月21日・22日、新病院の内覧会を開いた。12月1日(月)の診療開始に先立ち、地上4階建てのうち2階と4階を公開。地域住民や医療関係者ら約700人が見学に訪れた。

 同院は医療法人社団哺育会(台東区)が運営。1981年に建築された旧病院の老朽化に伴い移転に至った。新病院は相模原協同病院に隣接し、緑に囲まれたゆとりのある環境が特徴。病床数も旧来より10床増え140床となり、より多くの患者を受け入れられるようになった。

 2階の健診センターでは企業健診に加え、一般向けの健診にも対応。リハビリテーション科の佐藤隼科長は「専用フロアを設けたことで、より落ち着いた環境で受診していただける」と話す。

 4階のリハビリテーション室は一面がガラス張り。高齢化が進み、開院当時よりリハビリの需要が高まる中、地域のニーズに応えるべくフロアを拡大した。多様な機器を備え、中でもホンダ社製のドライブシミュレーターは市内の医療機関で唯一の導入。反応検査や危険予測などのプログラムを通じ、病気やけがで心身に障害を負った患者の自動車運転再開の可否を判断する。

 外のリハビリテラスからは丹沢の山々が一望できる。広いスペースを生かし、自転車の乗車訓練など屋外での実践的なリハビリにも活用していく方針。

 吉野靖院長は「高齢化で疾病が増える中、リハビリ施設の役割は一層重要になる。地域住民の健康寿命を延ばすことが当院の責務だと考えている」と語った。

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