さがみはら中央区 教育
公開日:2026.02.19
三遊亭わん丈さん
バンドマンから真打に
中学生に語る夢と人生
落語家の三遊亭わん丈さんが1月23日、市立小山中学校(小山)を訪れ、1年生およそ200人に向けて授業を行った。バンド活動で挫折を経験しながらも、現在は落語家として活躍する自身の半生を振り返り、夢や職業との向き合い方について考えを語った。
市内の中学校で開催されているキャリア教育関連事業。文化芸術にふれるとともに、演者の歩みを知ることで生徒たちの「生きる力」醸成につなげることを目的としている。(公財)相模原市民文化財団主催。
わん丈さんは大学卒業後、プロを目指してバンド活動に没頭。借金を抱え周囲の信頼も失った中で、最後に芸能事務所で面接を受けるチャンスを掴んだが、歌手にはなれなかった。
しかし面接で訪れた東京で偶然出合った落語に魅せられ、27歳で入門。才能が開花し、41歳の時に16人抜きで真打昇進を果たした。
「逃げではない」
わん丈さんは、夢を諦めて別の道へ進むことを「逃げではなく、縦移動を横移動に変えただけ」と表現。「努力しても壁にぶつかった時、別の道で道が開けることがある。それが『向いている』ということ」とし、生徒たちに「今の学びは将来の選択肢を広げるための材料になる。体力が続く限り挑戦してほしい」と呼びかけた。
わん丈さんが実際に落語「牛ほめ」を披露する場面もあり、会場は笑いと熱気に包まれた。生徒たちは「少ない道具で伝わる表現がすごい技術」「役に立たないと思っていた教科でも、後になって役立つと分かった」と感想を語った。
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