さがみはら中央区・緑区 社会
公開日:2026.07.29
やまゆり園追悼式「全ての命を大切に」誓う 事件から10年
2016年7月26日、元職員の男が刃物を持って津久井やまゆり園(緑区千木良)に侵入し19人を殺害した事件から今年で10年を迎えた。7月25日にあじさい会館(中央区富士見)で追悼式が行われ、施設利用者や関係者ら約190人が参列。全ての命を大切にし、共生社会を実現することを誓った。
式辞を述べた黒岩祐治県知事は「私は今も、強い怒りと深い悲しみがこみ上げ、その気持ちを抑えることができない。犯人は『ちゃんとした会話ができない人間は生きている意味がない』という考えでしたが、これは自分勝手で、でたらめで、完全に間違ったもの」と力を込めた。
本村賢太郎市長は「相模原市人権尊重のまちづくり条例」に基づく取り組みや障害者を日常的に手助けする「共にささえあいサポーター」の養成を例に挙げ、「全ての人が自分らしく生きることができる社会を目指している」と述べた。
同園の永井清光園長は亡くなった19人に向け「皆さんに出会えたこと、同じ時代を生きたことに心から感謝する。たくさんの思い出をありがとう」と語り掛けた。
共生社会への道半ば
黒岩県知事は、追悼式後の記者会見で障害者を取り巻く環境の変化を問われると「10年で変わったと言える自信は全くない」と語った。障害者への虐待が後を絶たず、また障害者の地域移行にも課題があるためと説明し、共生社会実現に向け「戦い続けるしかない」と決意を述べた。
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