戻る

さがみはら中央区・緑区 社会

公開日:2026.07.30

障害者が地域の支え手に 子ども食堂で調理

  • 7月の子ども食堂で皿を洗う山田さん(左)

    7月の子ども食堂で皿を洗う山田さん(左)

 相模原市内の障害者地域作業所の利用者が7月12日、星が丘公民館を会場にした子ども食堂で調理を担った。「支援を受ける」ではなく、地域社会に参加し子どもとその家族を「支援する」立場として存在感を見せた。

 今回の子ども食堂は相模女子大学(南区)、和泉短期大学(中央区青葉)の学生で構成される「地域福祉ボランティア横地ゼミ」と、福祉施設「ピッコリーナ」(中央区星が丘)の利用者が運営したもの。以前から市内の子ども食堂を手伝っていた学生たちが、障害のある人たちと連携して自主開催したいと企画し実現に至った。

 この日は子どもやその家族80人ほどにカレーを提供。車いすで暮らす山田元輝さん(31)は調理を担当し、食器の片づけ場所を間違えたスタッフに声を掛けるなど大活躍。視線が低く難しい動作もある中、初めての皿洗いは40枚に及んだ。

 星が丘地区で開催されている子ども食堂は1件(6月末時点で市社会福祉協議会が把握しているもの)のため、参加者からは「うれしい」といった感想が聞かれた。

共生社会に一歩

 学生が障害への理解を深める一日でもあった。手を伸ばす動作を苦手とする山田さんがスープにパセリをかけようとした際、学生が機転を利かせ、スープの乗ったトレーの向きを変える場面があった。ピッコリーナ管理者の中田美生さんは「ちょっとした工夫だけれど、どんな工夫が必要かは一緒に活動しないと分からない。当事者目線で自然と動いてくれてうれしかった」と振り返る。山田さんに一番楽しかったことを問うと、「学生と一緒にやったこと」と答えた。

 同ゼミと障害者による次回の子ども食堂は8月8日(土)の午前11時45分から午後1時まで。会場は星が丘公民館。子ども100円、大人200円。50食限定で、同館内星が丘地区社会福祉協議会窓口で5日(水)までの予約が必要。午前10時30分からは「ピチピチさかなつり」などの遊びも楽しめる。

さがみはら中央区・緑区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

もっと見る

もっと見る

さがみはら中央区・緑区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

さがみはら中央区・緑区 ローカルニュースの新着記事

さがみはら中央区・緑区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS