さがみはら中央区・緑区 人物風土記
公開日:2026.10.08
筋肉強化のために農業未経験でサツマイモ栽培を始め2回目の収穫を迎える 櫻井 秀雄さん 緑区在住 45歳
猛進するミスターポジティブ
○…毎朝サツマイモの世話をしてから出社。本業では太陽光発電事業を営む。低脂質で持ち運びしやすい干し芋を筋トレのお供にと、農業未経験からサツマイモ栽培と干し芋販売の事業を2025年に開始。緑区内で1500坪を管理する。「会社を経営しているのも鍛えているのも、経営者で筋トレ好きだった祖父の隔世遺伝だと思う。本能です」とズバリ。筋肉を隆起させながら土を掘り、芋の状態を見る。
○…前職で付いた愛称は「ミスターポジティブ」。会社に寄せられるクレームに落ち込むことなく、むしろ感謝する姿勢が由来。「酉年生まれなんで、嫌なことも3歩で忘れるんです」と軽快に言う。今の会社の社員たちからは「社長、行動力だけはすごい」と、愛情交じりの辛口が飛んでくる。「いもまっちょしてる場合じゃない」との声もあるが「この事業の人材確保に後々生きてくる」と長い目で考える。
○…筋肉のためだけにサツマイモを育てているのではない。2011年の原発事故をきっかけに太陽光発電事業に取り組み始め、今は農地の上で発電する「ソーラーシェアリング」に期待を寄せる。利益を出すのが難しいが、日陰に強いサツマイモで挑戦し、自らが意義と可能性を証明する。無農薬もこだわり。3児の親として「子どもたちにとって安心な食べものを作りたい」と言う。
○…「最近、『ミスターノーマル』ぐらいになってきた」とほんの少し弱気を見せる。会社の成長に伴い悩みが増えてきたためだ。それでも、農作業と筋トレでリフレッシュ。夢は干し芋を相模原の名産品にすること。相模原がサツマイモに適した水はけの良い関東ローム層であることを生かし、「相模原と言えば干し芋」と言われる日を目指して進み続ける。
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