さがみはら中央区・緑区 トップニュース社会
公開日:2026.10.08
ピンクの灯 検診呼びかけ 乳がん 市受診率は18%
毎年10月は「乳がん月間」とされ、各地で乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝える啓発活動が行われる。相模原市でも10月1日から、中央区内の病院等で施設を「ピンク色」に点灯する取り組みが展開されている。2024年度の市の乳がん検診受診率は18・39%で、専門医は改めて検診の必要性を訴え、受診を呼びかけている。
医師「マンモ50%以上へ」
乳がんは30代後半からかかる人が増え、早期に発見して適切な治療を受けることで治癒が期待できるとされている。国立がん研究センターによると、女性の乳がん全体の5年相対生存率は約90%(2018年診断例)となっている。
乳がんへの理解を深め、早期発見・早期治療を呼びかける啓発活動は「ピンクリボン運動」と呼ばれる。そのシンボルにちなみ毎年10月、各地でピンク色を用いた取り組みが展開される。市内でもウェルネスさがみはらなどでピンクのライトアップが行われている。
「相模原市の受診率は低いと言われている。病院として、率のアップに貢献していきたい」。中央区小山の総合相模更生病院の松本豊院長は、1日夕刻に行われたピンクリボンライトアップの点灯式の際、取り組みの目的を述べた。同病院はJR横浜線沿いに位置し、電車の乗客から認知されやすい。「ピンクの灯が多くの人の目に留まり、受診のきっかけにつながれば」と担当者は話す。
市によると、24年度の市の乳がん検診受診者数は2万6350人。内訳は施設検診が2万4644人、集団検診が1706人だった(30歳以上は視触診、40歳以上はマンモグラフィー)。市が示した対象者数は14万3295人で、受診率は18・39%となる。北里大学病院乳腺・甲状腺外科の三階貴史医師は、受診率について「全国的にみて都市部ほど高まる傾向はあるものの、地方でも積極的な取り組みはみられる。繰り返し検診の必要性を周知し続けたい」と話す。「神奈川県は乳がんによる死亡率が高い。減らすためには、マンモ検診の受診率を50%以上に引き上げなければ」と訴える。
―・―・―・―・―・―
総合相模更生病院(社会福祉法人ワゲン福祉会)のピンクリボンライトアップは企業の協力の下、10月31日(土)まで行われる。点灯時間は午後6時から8時まで。
乳がん検診北里医学生ら演奏で啓発10月12日 大学病院サロンピンクまとい
北里大学病院(南区北里)で10月12日(月祝)、北里大学医学部管弦楽団などによる「ピンクリボンコンサート」が開催される。鑑賞無料。
ピンクリボンは、乳がんへの理解を深め、検診や早期発見・早期治療の大切さを伝える活動のシンボル。この啓発活動は「ピンクリボン運動」と呼ばれている。
同病院は昨年、「音楽を楽しんでもらい、検診を予約するきっかけになれば」とこのコンサートを初めて企画。今年も現役学生と同病院の医師ら有志スタッフがそれぞれピンクのアイテムを身に着け、演奏する。会場は本館1階、スターバックス前の「けやきサロン」。午前11時と午後2時からの2回で、曲目は『美女と野獣』『人生の扉』『愛は勝つ』など。
癒し届ける
同楽団の代表で医学部医学科4年の前原優莉さんも、昨年に続き参加する。同楽団は以前から同じ場所でクリスマスコンサートを開いており、その縁で声がかかったという。今年は団員60人のうち20人前後が参加する。
前原さん自身、幼い頃から医師に憧れ、その道を志した。「自分の手で人の役に立つことができれば。将来は何でも話してもらえるような医師になりたい」と思いを語る。「聴いてくださるみなさんに癒しを届けたい。検診につながると思うと身が引き締まります」
ピックアップ
意見広告・議会報告
さがみはら中央区・緑区 トップニュースの新着記事
コラム
さがみはら中央区・緑区編集室
042-753-8500
042-769-7001
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!













