3年連続『箱根駅伝』 青学・出岐(でき)選手"僕がひっぱります" 明日2日8時スタート 原監督「2ndシーズンの始まり」
10人の走者でタスキをつなぎ、合計217・9kmの長距離を競う、新春の風物詩「第87回東京箱根間往復大学駅伝競走」が、明日2日(日)・3日(月)に開催される(主催/関東学生陸上競技連盟)。“3年連続16回目”となる、青山学院大学陸上競技部(原晋(すすむ)監督)は、昨年の成績により、今回は“予選会なし”のシードで出場。「出ただけで嬉しかった」一昨年、「シード権獲得総合8位」の昨年を経て、「青学陸上部第2シーズンの幕開け」と、原監督は今年を位置づける。
中央区淵野辺にキャンパスがある青山学院大は、町田市中町に陸上部の寮を構える。練習には境川沿いや麻溝公園競技場(南区下溝)を利用。ここ数年の活躍により、通行人などから声をかけられることも多くなったという。「今までが第1シーズンだとすれば、今年の箱根は第2シーズンの幕開け」。より強い青学を作り上げてくれるよう、監督は選手に期待を寄せる。
選手自身が今回掲げる目標は“3位以内”。しかし、「シードを取れたからと言って、『すぐに』というわけにはいかないでしょうね」と、指揮官はあくまで慎重な姿勢を見せる。「来年、もしくは再来年、達成するため、今年の箱根はその目標への足がかりにできる大会になれば」と、青写真を描く。
怪我人を多く抱えながら迎えた前回大会。そうした意味では、今回は「去年よりは、安心できる」とのこと。今年のエースは、昨年1区を走り、青学躍進の立役者となった出岐雄大選手(2年/社会情報学部)。ハーフの20kmの公式戦タイムは、今年度日本人学生の中で最も速いとされる、58分51秒。“華の2区”に出場すると予想されており、各大学のエース級ランナーと競いあうだろう場面は、今年の見所のひとつになりそうだ。
スタートは明日8時、大手町読売新聞旧本社前。19校がしのぎを削る中、往路108km・復路109・9km、青学カラー・ナイルブルーの襷(たすき)をつなぐ。なお、大会の模様は日本テレビ系列でオンエアされる。
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