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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2026.03.26

東林間で行われた「一箱古本市」を企画した
渥美 聡一郎さん
上鶴間在住 49歳

  • 渥美 聡一郎さん (写真1)

本を通じて広がる世界

 ○…魅力はおすすめの本を売る人と買う人が出会い、本を通じたコミュニケーション。「売る人と買う人との会話は販売以上の価値がある」と熱く語る。各地で行われた同イベントには店主としても客としても参加してきたが、主催は初めて。地域の風物詩を見る中で漠然と何か新しいイベントをやりたいという思いがあった。商店街の知人にふと、一箱古本市の話をすると、興味を持たれ開催が決まった。「古本を通じて東林間が文化の街になれば」

 ○…幼少から本好きで、外出の際絵本でリュックがいっぱいになるほど。小学生の時には東林公民館の図書館にリヤカーを引いて2週間ごとに10冊借りていた。「自分の経験したことがない世界を知れることが楽しい」がモチベーション。中学生になると生徒会や文化祭運営に携わった。生徒会で学校に関する雑誌を作ることになり生徒や先生、地域の人にアンケートを取って制作。「意見の食い違いをまとめる苦労もあったけど、この時の楽しさが今につながる」と笑う。

 ○…趣味は散歩や芝居鑑賞、個人経営の居酒屋に行くなどとにかく「巡る」ことが好き。「それぞれ味や個性、こだわりを感じるのが魅力」という。芝居は詳しい知人に誘われて行くことが多く、50人から80人規模の劇場へ足を運ぶ。「その規模感だと演じる人と対話をしているような感覚になる。それが面白い」

 ○…最近、本に関わる仕事のみで生きていく決断をした。「一箱古本市だと買って終わるのが寂しい」と常連でもある古書店で棚ごとに店主が異なるシェア本棚をはじめた。「継続性もあって楽しめれば」。「古本という一つの文化を通じて日本だけではなく、ゆくゆくは世界ともつながりたい」と情熱は尽きない。

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