さがみはら南区版 掲載号:2011年3月31日号
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西大沼1丁目 "公園砂漠"に憩いの場誕生 国有地化に待った! 「苦節10年」地域ぐるみで

名称は、公園の真ん中に植えられたシンボルツリーのマテバシイにちなんで。秋にはどんぐりの実がなる
名称は、公園の真ん中に植えられたシンボルツリーのマテバシイにちなんで。秋にはどんぐりの実がなる

 大野中地区の住宅街、南区西大沼1丁目に昨年12月、「西大沼どんぐり公園」が開園した。もともとこの土地は、所有者が逝去し、相続者不在のまま手つかずで、本来ならば国有地となるはずだった。しかし今回、相模原市は、この0・1haの土地の購入に成功。その背景には、公園不足を解消しようという、地域住民の10年にわたる働きかけがあった。

 「お祭りを行うスペースがない」「一時、緊急避難場所としての公園を」―。西大沼1丁目は、そうした住民の声が強かったエリア。「すぐ近くのこもれびの森に、整備された公園スペースを作ろうという話も持ち上がった」と、地域住民は話す。町内の西一自治会(矢沢静雄会長)の会員が最初に、公園設置の話を市に持ちかけたのが平成12年ごろ。そのアクションが発端となり、今回の公園設置に結びついた。

 市公園課によると、「市内でも特に公園が少ない地域」だそう。比較的小さな公園を含め、同課では各戸から「容易に行ける距離」(約250m)に公園があるかどうかを調査している。その範囲に包含されない、公園の”空白地帯”のひとつが西大沼1丁目。ほかにも区内では、麻溝台の一部、相模台の桜台小近隣が該当箇所にあたるとしている。宅地化が進行しすぎて、空き地がないため、作ろうにも作ることができないのが現状だという。この公園の場合、土地所有者が亡くなったのは平成19年12月。しばらくして、公園の有力候補地として住民の間で浮上した。

異例のケース

 そうした実情を受けて、地域に縁の深い政治家からの動きもあった。知人の弁護士に働きかけ、地域の現状を説明。市が買い上げられるよう、国に交渉を依頼した。国有地になるはずだった土地を、市がわざわざ購入したケースは「極めて珍しい」と、同課で話している。

 なお、自治会ではこのほど、園内で式典および披露パーティを開催。加山俊夫相模原市長や野村謙一南区長らも駆けつけ、園内には住民、関係者らの笑顔があふれた。矢沢会長は、「地域ぐるみで働きかけを行ったおかげ」と、喜んでいた。
 

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