2016年夏、相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で起きた入所者ら45人が殺傷された事件。昨年1月に横浜地裁で始まった裁判は、3月に死刑が求刑され結審した。しかし、これで一件落着として良いのだろうか―。
「共生社会について、あらためて考えるきっかけにしてほしい」と、7月25日(日)に相模女子大学グリーンホールで、ドキュメンタリー映画を上映する会・相模原といせフィルムが上映会を共催する。上映されるのは同事件をきっかけに撮影された「えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤滋」(伊勢真一監督/2019年)。伊勢監督の学生時代の友人で、脳性マヒで寝たきり暮らしを続ける遠藤滋さんと、介助の若者たちの姿を追ったドキュメンタリー映画となる。事件を自分事として受け止める遠藤さんの短歌を紹介しながら、私たちの社会が考えるべきことを問いかける。上映後には伊勢監督のトークも予定されている。
開場午後6時30分、上映午後7時。前売1300円、当日1800円。障がい者、シニア、学生は1000円。新型コロナの影響で先着100人限定。予約優先となる。
チケットの申込み・問合せは【携帯電話】090・1557・3838児玉さんへ。メール【メール】mayumiecho@gmail.comでも申込可能。