8月17日(火)から20日(金)まで茨城県で開催される「全日本中学校陸上競技選手権大会」に、区内から2人の選手が出場する。110mハードルの井原波月さん(上鶴間中学校3年)と走高跳の石原真咲さん(麻溝台中学校3年)。2年ぶりに開かれる大舞台に向け、調整に励んでいる。
全国大会に出場するには、全国標準記録を突破することが求められる。神奈川県では「神奈川県中学校選抜陸上競技大会」(通称:選抜)、「全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会」(通称:通信)が、全国または関東に続く記録会の側面を持つ。
110mハードルの全国標準記録は15秒を切ること。井原さんは7月4日に平塚市で行われた選抜大会で14秒76の記録を出し3位入賞。17日・18日に横浜市で行われた通信大会でも14秒71の好記録で3位に入り、全国大会ならびに関東大会(通信大会の上位3人)への出場権を獲得した。
1年時には100mの選手で、本格的に110mハードルを始めたのは昨年秋から。その当時の記録は17秒台だったそうだ。コロナ禍により昨年の春夏はほとんど練習も試合もできず、学校再開後も部活動は週3日、1日1時間程度。さらに同校の生徒会長も務めており、限られた時間の中で集中して練習に取り組んできた。
今年4月の大会では15秒28を記録。標準記録にあと一歩まで迫って迎えた最後の夏、目標だった15秒切りを達成し、全国の舞台に駒を進めた。
「全国で勝負したいと頑張ってきた。もちろん優勝を目標にしていますが、まずは決勝の8人に残りたい。将来はプロの陸上選手になるのが夢です」と井原さんは笑顔で話した。
全国も楽しんで
走高跳で全国に出場する石原さんは小学生の時、「運動会の徒競走で1位になりたい」、そんな思いからギオンスタジアムで行われていた陸上教室に足を運んだ。当初は短距離がメインだったが、母親の勧めもあり走高跳にも挑戦。6年生の時には1m30を跳び、全国大会にも出場した。
麻溝台中学校でも陸上部に入部。1年時から100mで13秒台をマークするなど、期待を集めてきた。しかし昨年春から新型コロナウイルス感染症の影響で学校が休校。当然、部活動も休みとなった。「伸びている実感がある時期だっただけに、練習したい気持ちも強かった」と話す石原さん。それでも昨秋から着実に記録を伸ばし、今年の県央大会で自己ベストの1m53を跳び優勝。全国標準記録の1m60まで7cmと迫った。そして迎えた選抜大会は1m50で3位。最後のチャンスとなる通信大会で1m60を初めてクリアし、全国大会と関東大会への出場を決めた。
「それまでは跳ぼうという意識が強すぎたけど、通信大会はリラックスできた。跳べた瞬間は実感がなかったです」と笑う石原さん。全国大会では1m66を目標に掲げながらも、「リラックスして全国の舞台を楽しみたい」と話している。
2人が出場する全日本中学校陸上競技選手権大会は、8月17日から20日まで茨城県の笠松運動公園で開催される予定。関東中学校体育大会は、8月7日(土)・8日(日)に埼玉県の熊谷スポーツ文化公園で行われる予定だ。選手の家族(2名以内)のみが観戦できる。
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