相模原市はコロナ禍で落ち込んだ地域の消費の回復を図るため商店街などに対して補助金を交付する。プレミアム商品券やにぎわい創出のイベントにその経費の10/10を補助する。商店街等が盛り上がることでの地域の活性化に期待がかかる。
この「がんばる商店街等応援補助金」は昨年度に続く2回目の実施となる。対象は商店会や商店会に準ずる団体など。補助対象となる取り組みはプレミアム商品券や割引クーポン券の発行、スタンプラリーによる割引などの販売促進事業、あるいは夏祭りや賑わいを創出するためのイベントなどの集客事業。いずれも新型コロナ感染症の拡大防止策を講じた上での実施が条件となる。
補助率は対象経費に対して「10/10」、100%の補助となる。補助金額は各団体の会員数に準じ、上限額は商店会の場合220万円。補助対象期間は6月1日から2023年2月15日まで。
利用者に好評
昨年度、商店街で買い物した人にクーポン券を発行するキャンペーンを実施した北里通り東栄商店会の田所文男会長は商店街恒例の歳末大売出しの時期と重なったこともあり、「とても好評だった」と話す。自身が経営する電気店「日電社」では、「エアコンクリーニングで3000円割引になり、お客様にとても喜ばれた」と振り返る。
今年は延長、増額で
この補助金について相模原市は「補助率を10/10で設定しているので、商店会などが自己資金を投入することなく利用できる点が特徴」と説明する。区内に22ある商店会のうち、昨年度は12の会で活用があった。昨年度と今年度の変更点としては対象期間の延長、補助金額の上限を増額したことなどがある。
さがみはら南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|