栄養価が高く「EDAMAME」の表記で欧州でも認知される枝豆。津久井在来大豆の農法や加工技術を学ぼうと、オーストリアの企業「Edamax GⅿbH」(エダマックス社)が2月29日、同大豆のオリジナル加工品を扱う豊國屋(新戸)を訪問した。
エダマックス社は枝豆の栽培と冷凍製品の販売、マーケティングを行う。同社のアナ・スラニーナさんが通訳と共に訪れ、津久井在来大豆の生育環境や栄養価などを同店の岡本政広さん、加代子さん夫妻に質問した。スラニーナさんは二人の話にメモを取りながら熱心に聞き入った。
また、岡本さんは同店で扱う「蒸かし豆缶」や珈琲豆のように焙煎した「ソイカフェ」などの加工食品を紹介。蒸かし豆缶を試食したアナさんは「すごく甘い。歯ごたえがしっかり残っている。こちらでは水煮が多いがこの食感は出せない」と驚いていた。また試飲したソイカフェについて「素晴らしいアイデア」と絶賛。「珈琲の代替品としていいね」と感激していた。岡本さんは「大豆製品の方が加工食品の幅が広がる」とスラニーナさんにアドバイスを送った。
相模原市農政課によると海外から農産物などの視察に来ることは「聞いたことがない」という。
アナさんはホームページで同店の取り組みを知り、オーストリア大使館を通じて視察を依頼。27日から4日間日本に滞在し、同店と国内有数の枝豆生産地である野田市(千葉県)を訪問した。
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