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公開日:2026.03.12

農と人 若者が「橋渡し」
大学生 初の援農マルシェ

  • 学生団体「はしわたし」の(左から)石塚さん、植木さん、浅野さん、大槻さん=えきまえテラスで

    学生団体「はしわたし」の(左から)石塚さん、植木さん、浅野さん、大槻さん=えきまえテラスで

 八王子市在住の大学生などで構成される学生団体「はしわたし」が3月28日(土)、規格外で売りにくい野菜を販売することで多摩地域の農家を応援するマルシェを初開催する。学生たちは「イベントを通して農家の方々の思いを発信し、地域を活性化させたい」と意気込む。

 2025年3月に発足した同団体は、食を軸に「学生と社会の橋渡し」を掲げる。市内の農園などを回り、売り物にならないB級品などの「訳あり野菜」を提供してもらい、物価高騰の影響を受ける学生に無償提供するフードパントリー事業などを展開してきた。

 現在、大学や学年の垣根を越えた約20人が在籍。都内の農園で援農ボランティアに励むほか、団体の広報を担う植木剛充(まさみつ)さん(一橋大学3年)=人物風土記で紹介=や浅野逢里(あいり)さん(早稲田大学2年)を中心に、出会った農家の特徴や魅力をInstagramなどで発信している。

7農園に協力仰ぎ

 今回、旭町のえきまえテラス(旧市保健所跡地)で同団体が初開催するのは、「地域野菜&特産物マルシェ」。援農ボランティアなどを通じて交流する多摩地域の農家に協力を仰ぎ、「形はユニークだけど味は超一流」な野菜を安価で販売する。野菜を提供するのは、中西ファーム(小比企町)、ワイファーム(高月町)、尾崎農園(川町)、小山農園(立川市)、澤藤園(府中市)、白石農園(練馬区)、小林農園(武蔵村山市)の7軒。植木さんは「このマルシェは発足1年の節目となる集大成。農家の方それぞれの特色を知ってもらいたい」と語る。浅野さんは「援農活動などを通して農家の方たちの力に少しでもなれていればうれい」と笑顔を見せた。

 はしわたしの発起人の一人である大槻漸(ぜん)さん(杏林大学3年)は「フードパントリーという事業を知り、自分たちでもできるのかなと思ったのが始まり。自分たちが卒業しても活動が続く仕組みづくりの構築が課題」と未来を見据える。もう一人の発起人・石塚優さん(東京大学3年)は「自分も実家が農家。援農に行くと、農家の方々によろこんでもらえるのがうれしい」と語った。二人と植木さん、浅野さんは、若者の自立やキャリア形成を支援する団体(一社) ユースキャリア教育機構(中央区)の活動を通じて知り合った仲間だ。その縁から「はしわたし」の結成に至り、現在は異なる大学に通いながら、多摩地域の活性に尽力する。

 当日は、野菜販売、キッチンカーブースのほか、地方特産品の無料配布や子ども向けのブースなどを用意し、食を通じた地域交流を目指す。

 開催時間は午前10時から午後4時まで。雨天決行。詳細などは「はしわたし」の公式Instagramを確認。

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