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さがみはら南区 社会

公開日:2025.06.05

相模原市
南区のみ待機児童8人
相模大野での需要高く

  • 4月に開所したりとせ保育園

 相模原市は2025年4月1日現在における待機児童数が8人であることを発表した。昨年より1人の増加となり、いずれも南区、1歳児の児童である。

 待機児童が南区のみ発生する状況は23年から。1歳児の預かりを利用する人が昨年と比較し、大野南地区で36人増加している。市の保育課担当者は「2、3歳児と年齢に比例して、それぞれの定員枠が増加するが、1歳児の需要がこれに追いついている」と分析する。同地区は都心に働きに出やすいという点で、相模大野駅周辺での保育需要が高く、4月にりとせ相模大野保育園(相模大野)が新たに開所している。

 市は、同駅周辺に超高層マンションが開業することを受け、26年4月開所に向けた新規の民間保育所の公募、既存の保育所での定員枠の増加などで対策を図る。ただ、昨年より保育所等利用申込者が減少しているため、新規の園を開所しても定員割れを起こす園が出てくるという課題がある。

 8人の待機児童について市は「ほかの自治体と比較して少ない方ではあるが、8人も利用できないことが事実なので、しっかり対策をしていきたい」と話す。

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