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公開日:2026.02.26
八王子市予算案
過去最大で未来投資
街の活性と安全に重点
八王子市は2月17日の市長定例会見で、2026(令和8)年度の当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・9%増の約2451億円で、全会計ともに過去最大を更新。「市民力と地域力」をキーワードに、経済成長や防災力の強化、次世代を見据えた産業・教育支援などに取り組む。
一般会計では、歳入の約4割を占める市税が個人市民税や固定資産税の増により前年度比2・3%増の約973億円を見込む。一方で物価高騰や段階的な定年引上げに伴う退職手当の増額に対応するため財政調整基金から22億円を取り崩し、市債は97億8100万円を発行する計画だ。
歳出では学校改築工事の進捗やGIGAスクール端末の更新などの教育費が増えているほか、保育サービスや障害者自立支援給付などの扶助費、給与改定に伴う人件費の増といった義務的経費が増加している。
主な事業
目玉は、10月のオープンにむけてJR八王子駅南口の医療刑務所跡地に整備を進めている大型複合施設「桑都の杜」だ。オープニングイベントや運営委託料を含む整備運営費に7億5200万円を計上。インクルーシブ遊具を備えた公園や八王子の歴史・郷土ミュージアム、公園内に本を持ち出せるライブラリ(図書館)などを整備する。
また桑都の杜の開業に合わせて同駅南口から「自動運転レベル2」のバス実証運行も行う。大学やバス事業者と連携した自動運転バスの導入支援に2億3千万円を充て、将来的な地域公共交通の確保を目指す。
防災面では、自然災害に伴う崖崩れや擁壁の倒壊を防ぐため、市内にある高さ2メートル超の崖や擁壁の調査と周知・啓発用マップの作成(27年度以降公開)に2890万円を投じる。あわせて危険性が認められる崖や擁壁の所有者による改修を後押しする支援制度の検討も進める。また避難所の生活環境改善を図るため、中野・石川の両市民センター体育室に空調機を設置する。2カ年計画の1年目で、設置工事費は5700万円。
産業振興では、創業を志す人をアイデア段階から支える支援プログラムの新設や、ビジネスアイデアを競い合って資金や技術面で企業や支援機関などとのマッチングを図る「ピッチコンテスト」開催に向けた予算を確保。人手不足に悩む中小企業向けには、専門家の派遣や合同企業説明会実施などによる就業マッチング支援や、人材確保・定着を目的とした職場環境の改善を支援する補助金制度を新設する。
このほか、市を舞台にしたアニメを活用した観光振興や、子ども・若者育成支援センター(愛称・はちビバ)での3Dプリンタなどを用いた子どもたちのデジタル創作体験など、次世代を見据えた事業も並んだ。
市は、これらの重点事業や多様化する行政課題に的確に対応するため、組織体制の最適化も図る。業務量や内容に応じた適切な人員配置やジョブ型人事制度の推進、部門再編といった組織改正を通じて「市民力・地域力」の最大化を目指す。
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