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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2026.08.27

「第15回モスクワ国際バレエコンクール」に初出場した 渡邊 美菜実さん 南区出身 27歳

  • 渡邊 美菜実さん (写真1)

凛と、自分らしさ貫く

 ○…世界三大バレエコンクールの一つ「モスクワ国際バレエコンクール」に初出場、ダンサー憧れの地、ボリショイ劇場の舞台に立った。「熱気と無数のカメラに囲まれて恐ろしいほど緊張した」とその瞬間を振り返る。緊張感は次第に「凄い所に自分はいる」という喜びに変わっていく。「お客さまに感動を届けたい」。ただその一心で踊った。結果は2次審査で敗退。しかし「ここで満足せず、もっと上を目指すための大きな糧になった」と清々しい。

 ○…3歳で伯母が主宰する吉原バレエ学園(南台)に通い始めた。初めてトーシューズを履いた時の記憶は「怖い」だった。それがあっという間に「楽しい」と夢中に。15歳でヴァルナ国際コンクールに出場した際、高校の勉強と深夜まで続く練習にくじけそうになったこともあったが、「好きだから乗り越えられた」と笑顔を見せる。その後、16歳で単身フランスへ。日本の通信制で学びながら海外でのキャリアも自ら切り拓いていった。現在はカザフスタンアユハノフ記念舞踊アカデミーに所属し、リーディングソリストとして数々の大役を務める。

 ○…帰国は年1回、夏休みの1週間ほど。実家でまず食べるのは「納豆ごはん!」と即答。ザ・日本食を堪能した後は、抹茶スイーツでリフレッシュ。「抹茶味、大好きなんですよ、何でもいけます」と無邪気に笑う。

 ○…「舞台は一番自分らしくいられる場所であり、成長させてくれる場所」。辛い練習も、客席からの温かい拍手が「頑張って良かった」と原動力になる。心に思い続けているのは「誰かの心に残るダンサーになる」こと。そして「バレエの魅力は終わりのない追求。だからこそ私は魅了され続けているんです」。凛とした表情で語った。

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