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公開日:2026.08.21
川崎市助産師会 子育て支援拠点を開設 助産師常駐 全国のモデルに
一般社団法人川崎市助産師会(岡本登美子会長)は8月12日、武蔵新城駅近くに、助産師が常駐して育児やメンタルケアの相談ができる居場所「こむすびひろば」(上新城2の11の20)を開設した。地域の助産師会がこうした親子広場を手掛ける取り組みは珍しく、行政委託事業などで培った実績を生かした専門的な子育て支援の拠点として期待が寄せられる。
「こむすびひろば」は、施設内に専門知識を持つ助産師が常駐し、妊婦や0〜1歳の子を持つ父母を対象に授乳や育児、産前産後のちょっとした不安や悩みについて、いつでも気軽に相談できる場所だ(平日午前10時から午後4時/1回500円1ドリンク付)。今後はベビーマッサージや子育てヨガなどの各種イベントも開催していく予定だという。
岡本会長は「近日中に併設する助産院も開院予定で、産後の相談だけでなく、必要な人には産後ケア事業など妊娠・出産・子育てを切れ目なく支える場所にしていきたい。助産師が常駐するこうした居場所は全国でも初」と強調する。
妊産婦の孤立防ぐ
同会によると、近年、コミュニケーションに不安を抱え、周囲に頼れない孤立した母親が増加しているという。岡本会長は「周産期うつなどのメンタルヘルス問題、0歳児への虐待、妊婦健診の未受診といった妊産婦を取り巻く厳しい現状がある」と開設のきっかけを話す。
そこで、カナダのキリスト教会で行われている「ドロップイン(予約不要で立ち寄れる居場所)」の取り組みを参考に、川崎市助産師会として居場所作りの検討を重ね、若いお母さん世代が多く、駅からも近く助産師会事務局からも徒歩5分圏内というアクセスの良さから、武蔵新城駅そばの場所で開設を進めてきた。
他エリアへの展開も
一方で、今回の施設開設は、妊娠期から出産、産後ケアまで母子の心と体のケアを行っている助産師という存在が病院以外にも地域の身近な場所にいることを、より多くの人たちに知ってもらうことも目的としている。岡本会長は「困ったときにだけ行く場所ではなく、日頃から日常的に立ち寄り、助産師と顔見知りになれる地域の居場所を目指したい」と意気込みを語る。
将来的には、川崎市内の他エリアへの展開も視野に入れる。「横浜・東京などへ『川崎モデル』として波及していければ」と岡本会長は今後の展望を語る。
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