グルメシティ 津久井店 地域の"台所" 一時閉店 来春リニューアルオープン 「しばらく不便」の声多数
33年程前にオープンし、津久井地域の”台所”として親しまれてきた「グルメシティ津久井店」(緑区中野)が今年5月8日(日)をもって、一時閉店することとなった。運営する(株)ダイエーでは「来年春に新装オープンする予定」とのことだが、地域住民からは「買い物が不便になる」「困る」といった声があがっている。
同店がオープンしたのは、1978年11月。当時は、このエリアにスーパーはなく、買い物は地元の商店街や個人商店が中心。八王子などまで買出しに行くことも多かったという。そうした中、同店はオープン。大手の出店に地元の商店主らから反対意見も多くあったが、いざ営業が始まると、「近くて便利」「安くて助かる」と地元住民の食卓を賄う役目として長年にわたり親しまれてきた。
今でこそ、「たからやフレサ相模湖店」(2003年開店)、「同津久井店」(2007年開店)、「Jマート相模湖店」(2000年開店)と大手スーパーやホームセンターが近隣にできたことで、地域の人たちの生活の便は格段に良くなってはいるものの、33年程前にいち早くオープンし、長年営業を続けてきた同店の功績は大きい。
そうした中での今回の一時閉店。理由は、建物や設備の老朽化によって建て替えを行うため。(株)ダイエーによれば、「一時閉店し、1年かけて建て替えを行い、来年春には新装オープンする予定」という。
地元住民からは惜しむ声
「当時、このお店ができたことによって、どれだけ買い物が便利になったか。一時閉店といっても、その期間は不便になる」と地元住民。その他にも、「安いから利用していたけど、今後どうしよう。二本松のグルメシティは少し遠いし…」「1年後にリニューアルといっても長い」「ただでさえスーパーが少ないから困る」と困惑、惜しむ声が相次ぐ一方で、「建物が古かったから、新しくなるのは嬉しい」という声も挙がっている。
ダイエーでは「地域の皆様には、ご不便をお掛けしますが、新店舗では、ご要望により一層お応えできる店作りを目指していきます」と話している。
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