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箱根駅伝 W(ダブル)エース力走 5位復権 青学 往路重視が奏功

公開:2014年1月16日

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1区の一色選手(右)と2区の神野選手
1区の一色選手(右)と2区の神野選手

 「第90回箱根駅伝」(主催/関東陸上競技連盟)で青山学院大学が一昨年に並ぶ総合5位に返り咲いた。中でも1・2区を走った1・2年生コンビが新エースとしてチームを躍進へと導いた。

 総合8位だった昨年の雪辱を期して迎えた今大会。絶対的エース不在の中、原晋監督は、往路重視でメンバーを構成するという戦略で挑んだ。

 大会前から、ハイペースなレース展開が予想された1区には、1年生ながらスピードが持ち味の一色恭志選手を抜擢。各校のエースがひしめき合い、平地区間で最も距離が長い2区には、後半まで粘り強い走りが期待できる神野大地選手(2年生)を起用した。2人の若きエースの快走が後続にも勢いをもたらし、往路を5位でゴール。

 復路は、スタートの山下りで出遅れ、一時は劣勢に立たされたものの、7区の小椋裕介選手が区間2位、9区の藤川拓也選手が区間3位と大健闘。過去の青学の復路記録を更新し、総合5位に食い込んだ。この結果に原監督は「一昨年の5位はまぐれも、今年は自力で掴んだ5位と言える」と評価。「全員が順調に走り切り、ブレーキがなければ、3位以内に入れると考えていたので5位入賞は想定内」と大会を振り返った。

強豪校としての自覚を

 1区を走った一色選手。全日本大学駅伝でも1区を任されたが、思うような結果を残すことができず、悔しい思いをしていた。今回は、その借りを返そうとレースに臨んだ。ハイペースでレースが展開される中、第一集団に食らいつき、一時は先頭に。最終的に、世界陸上に出場した早大の大迫傑選手(4年)と1秒差の6位でたすきをつないだ。一色選手は「目標は区間5位以内だった。大迫選手と1秒差でたすきを渡すことができた」と胸を張った。

 「ずっと走りたいと思っていた」2区を任された神野選手。5位早大と僅差の6位でたすきを受けたものの差を広げられた。しかし、原監督から「自分のペースで行けば良い」という声を受け、焦らずにレースを進めた。前日には、昨年までチームを支えていた出岐雄大選手(現・中国電力)から「(2区の難所である)権田坂を上りきった後の15Km以降が勝負」とアドバイスを受けていた。本番ではその言葉通り、最後まで粘り強さを見せ、トップとの差を最小限に抑える力走。エースの役目を果たした。

 大会を総括して原監督は、次回の目標を「優勝」とした上で、「意識改革と山上り・下り」を課題に挙げた。今後は、「強豪校としての自覚」を育み、夏の合宿でスタミナ強化を図る方針だ。

 大会翌日の4日には練習を再開した青学。優勝への挑戦はすでに始まっている。
 

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