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相模原市教育委員会委員長に就任した 永井 博さん 元橋本町在住 64歳

公開:2014年11月6日

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「子どもは希望、未来」

 ○…未来を担う子どもたちの教育の舵を取る、市教育委員会委員長に就任。子どもを巻き込んだ事件事故の多発や教育委員会制度の変革が取り沙汰され、教育に対する関心が高まる中、職務を引き受けることに「身が引き締まる思い」と威儀を正す。現在は、市教委に務める傍ら大学教授として週4日、教鞭を執る。教員生活38年の経験と現場の実態を伝えることで、後進の指導にも尽力する。

 ○…数ある大学の学部から最も身近に感じた教育学部を選んだのが、すべての始まりだった。大学卒業後、市立旭中学校に着任。英語の教師として、英語の楽しさを伝えようと工夫を凝らした授業を展開。カセットテープやビデオなどを使って海外の実情を見せることで、教科書と黒板だけでは知り得ない世界を明示し、英語への興味を引き出した。生徒たちが自分の話に真剣に耳を傾け、相槌を打ち、手を挙げる姿にやりがいを感じた。授業が終われば、生徒たちと一緒に野球やバレーボールなどで遊び、泥だらけに。思春期や反抗期を迎える年頃の中学生の指導は戸惑いも多かったが、「それは他の教師も同じ」と笑顔で振り返る。

 ○…国内外を問わず、異文化に触れるのが好きでよく旅行に行く。海外を訪れる際は、著名な観光地を巡るのではなくスーパーや雑貨店に足を運び、日本とは異なる普段の生活を覗くのが楽しみだ。アメリカのホームセンターで「あきれるほど」の種類のドアと、ドアノブを目にした時のカルチャーショックは今でも忘れられない。

 ○…「子どもは希望、子どもは未来です」。学校の中で日々、切磋琢磨しながら様々なことを学び、成長する子どもたちに、その学びを可能にする環境を用意することが教育者の役割だと意を強くする。今後は、市が掲げる基本理念「人が財産」のもと、生きる喜びや学ぶ喜びを促す、子どもたちが主人公の教育活動のバックアップに注力する。

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