創立70周年を迎えた津久井高校の同窓会の副会長を務める 田尻 欽則(よしのり)さん 向原在住 62歳
「高校時代は何かに熱中を」
○…創立70周年を迎えた県立津久井高等学校。11月2日の午後1時からは、相模原市民会館で記念式典を開催。式典を主催する実行委員会の中心となる「津久井高校同窓会」の副会長を務める。「在校時は県立高校も少なく、地域の人の多くは津久井高校に通っていました」と懐かしそうに振り返る。これまでの70年間で輩出した卒業生は約1万7千人。「今でも多くの卒業生が地元で活躍されています。時間のある卒業生はお越し下さい」と来場を呼び掛ける。
○…高校時代は夏の大会ベスト4に進んだ先輩の姿に憧れ、野球部に入部。中心選手として活躍した。卒業後はコーチを経て、27才からの5年間と、40代半ばからの5年間の2回、野球部の監督を務めた。強豪校と違い部員数も20〜30人と少なかったが、常時4〜5回戦へ進出する県立の強豪校としてチームを率いてきた。指導信念は、野球を通じた人材育成。「挨拶がきちんとでき、つらい時にひと踏ん張りできる子どもを育てたいと思って指導していました」と力強く話す。
○…城山生まれの城山育ち。父親から引き継いだ設計事務所を拡大して、建築関係の会社を経営する。30代の時は、津久井JCでの会長職を始め、日本JCの役員を務めるなど、地域活動に積極的に関わってきた。「大変厳しい時代ですが、城山は圏央道ICの開通など明るい話題も多くあります。地域が活性化するよう我々も頑張っていかなければ」
○…「児童数が減り、高校が淘汰される時代、福祉科の設立など特色ある学校として頑張っていると思います」と、母校を温かく見守る。”津久井高校愛”は人一倍強く、現在も野球部を中心に週1回は津久井高校に顔を出す。「ここ数年、部活に入る生徒が多くなりました。高校時に何かに熱中することは素晴らしいことです。我々もその手伝いを何かしていきたい」と話してくれた。
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