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さがみはら緑区版 公開:2018年10月25日 エリアトップへ

青山の小松屋 キャラクター三味線、発表 有名デザイナーとコラボ

文化

公開:2018年10月25日

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三味線を手に説明する小松社長(上)、天野氏がデザインした三味線(下)
三味線を手に説明する小松社長(上)、天野氏がデザインした三味線(下)

 青山に本社を置く三味線卸・製造の(有)小松屋(小松英雄社長)はこの程、世界に販路を広めるべく、世界的に有名なキャラクターデザイナーである天野喜孝氏の協力を得て、サソリの形をした女性がデザインされたキャラクター三味線を発表した。

 高齢化や演奏者の減少などにより国内市場が縮小している三味線業界。小松屋は生き残りをかけて、海外への販路拡大を目指していた。そうした中、ゲームソフト・ファイナルファンタジーやヤッターマン、ガッチャマン等人気作品のデザイナーとして知られる天野喜孝氏に協力を仰ぎ、赤いドレスを着た女性がさそりを連想させるキャラクターがデザインされた三味線を発表する運びとなった。小松社長は「天野先生の作品は、海外で特に著名です。今回の三味線は主に観賞用となりますが、まず手にして三味線の良さを知って欲しい」と願う。11月には日本文化を紹介する英国の展覧会にも出展予定だ。

3年前、人工皮「リプル」を発明

 三味線の原材料である猫や犬の本皮は、ワシントン条約や動物愛護などの理由で輸出規制がある。加えて、動物の皮は破れやすく、維持コストがかかるなどの問題を抱えている。小松屋は、そうした問題を解決するため、約10年の構想と研究を重ね、3年前に三味線の素材として、本皮に劣らない音色を出せる人工皮『リプル』を開発して製品化に成功した。リプルは人工皮のため、本皮と違いキャラクターなども描ける。そうした利点を考慮し、社員が大のファンであったという天野氏に知人を介してデザインを依頼。日本の伝統工芸に理解のある天野氏も快諾し、今回の製作に至った。「リプルはその用途により、安価なものから高価な三味線まで対応可能です。多くの人に三味線を手にしてもらうきっかけになれば」と小松社長は話す。今後は、段ボールを使用した工作方式で、自身で組み立てる三味線の発売や近隣大学と協働して若者が喜びそうな三味線の開発にも取り組んでいく。

 問合せは(有)小松屋【電話】042・780・8518。

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