神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

インタビュー 市民一つに、「まずは普及を」 市企画財政局 石井光行局長

社会

公開:2019年9月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
取材に応える石井局長
取材に応える石井局長

 相模原市は今年1月、日本経済新聞社が全国の市区を対象に行ったSDGs先進度調査で6位になった。今年3月には(公社)相模原青年会議所と協働推進宣言を行い、SDGs推進を掲げる本村賢太郎市長のもとで市の取り組みが加速している。そこで、推進・普及啓発を担う企画財政局の石井光行局長に話を聞いた。

 「相模原市はこれまでもSDGsにつながる取り組みを行っていました」と石井局長。例えば、一人親家庭の学習環境を支援するための家庭教師派遣や奨学金制度の設立。電気・燃料電池自動車への補助金制度の導入などが該当する。石井局長は「こうした取り組みが結果的に6位という評価につながったのでは」と話す。

 ただ市民への周知には課題が残るとし、「SDGsという言葉自体がまだ浸透していない。今はまず知ってもらう段階」と話す。そのため市では啓発に力を入れており、6月には相模原青年会議所と共催でフォーラムを、8月にはシンポジウムを実施した。今後も様々なイベントを通して、市民がSDGsに触れる機会を増やしていく予定だ。

 「ちょっとした取り組みが実は世界的な目標に寄与している」と石井局長。例えば、「道に迷っている人を助ける」「プラゴミを出さないようにする」「食べ残しが出ないよう気を付ける」など日常の中でもSDGsにつながることは多い。それでも、「自分一人が取り組んでも変わらないのでは」と考える人がいるのも事実。こうした市民に対し石井局長は、「自分一人でやっているわけではなく、皆で取り組み、皆で幸せな未来をつくるという意識を持つことが大切」とメッセージを送る。一人ひとりが意識すれば、自然とその輪が広がり相模原が魅力ある街になると考えるからだ。

 市では、現在作成を進めている次期総合計画にもSDGsの考え方を反映させている。「市民一丸となってSDGsに取り組み、市全体の幸福度の向上につなげられたら」

さがみはら緑区版のローカルニュース最新6

美化啓発に一役

美化啓発に一役

ラッピング収集車、出動中

5月4日

救援金を受け付け

台湾東部沖地震

救援金を受け付け

5月3日

地域医療「1つのチームで」

地域医療「1つのチームで」

みどり北をつなぐ会主催 森田病院長が講演  

5月2日

自治会向け防災ボトル

自治会向け防災ボトル

災害時に役立つ6品が1つに

5月2日

3日間限定アートの森

3日間限定アートの森

相模大野

5月2日

「唯一無二の歌を」

伊勢正三さん・イルカさんインタビュー

「唯一無二の歌を」

6月7日、グリーンホールでライブ

5月2日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook