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日連で イベント 映画と食で障害を考える 福祉に携わる有志が企画

社会

掲載号:2019年11月7日号

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「このイベントに参加して感じたことを、心に”ブックマーク”してもらえたら」と井上さん(中央)。左は浅沼さん、右が森久保さん=10月25日
「このイベントに参加して感じたことを、心に”ブックマーク”してもらえたら」と井上さん(中央)。左は浅沼さん、右が森久保さん=10月25日

 重度の知的障害と自閉症のある妹を撮ったドキュメンタリー映画「ちづる」(赤崎正和監督/2011年/79分)の無料上映会などを通じて、障害について理解を深める催し「bookmark#1」が11月17日(日)、藤野の「カフェてくてく」(日連618の3)で開かれる。福祉事業に関わりを持つ有志が企画した。当日は赤崎監督を招き、最終上映終了後にトークセッションも行われる予定。

 「障害がある人と出会った時に、その瞬間だけを見てその人を判断するのではなく、相手の人生の前後関係を想像してもらえたら」。イベントは、市内の社会福祉法人に勤務する井上真吾さん(36)が、そんな思いで発起。中央区在住で、難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘いながらNPO法人「チーム浅沼屋 for children and ALS」の理事長として子どもの支援に取り組む浅沼一也さん(52)、井上さんの地元・日連の先輩で、自主性を尊重した子どもの居場所づくりに取り組むNPO法人「ジョガボーラ」の代表・森久保憲秀さん(37)の3人が中心となり企画を進めてきた。

 2歳下に自閉症の弟がおり、幼い頃から親と一緒に病院へ行くことが日常であった井上さん。ところが、弟が小学校に入学すると、大声を出したり落ち着きがなかったりといった、井上さんにとっては「普通のこと」だった弟の行動が、周囲には理解されにくいということに気づいた。

 そのことが福祉に携わる自身の「原風景」になっているという井上さん。8年前、都内で「ちづる」の上映を観て、自身の経験と映画の内容を重ねた。そして、「いつか赤崎監督と会って話がしたい。監督が映像で発信したものを自分のできることで人に伝えたい」と思いを募らせてきた。

 今年5月、浅沼さんが法人の事業で赴いた大学の講義に立ち会った井上さんは、学生が障害者に対し思いを巡らせる様子に感動した。「やはり発信は大事。場をつくりたい」。抱いていた思いを打ち明けると、浅沼さんは「したいことがあれば協力する」と背中を押してくれ、森久保さんも「絶対に楽しい。子どもが心を解放できる場になれば」と快く賛同した。

同時にフードフェスも

 イベントは午前10時頃から午後5時頃まで。当日はカフェてくてくの敷地内で、浅沼さんがラーメンや軽食を、協力者の「出張ミヤタ珈琲」がコーヒーを提供するフードフェスティバルを同時開催し、市内の福祉施設を利用する子どもや台風19号で被災した藤野地域の親子らを招いて食事を振る舞う。「子どもたちにお腹いっぱい食べてほしい」と浅沼さん。こちらは一般は有料となる。

 映画上映は午前10時30分・午後0時30分・2時30分の3回。最終上映終了後に赤崎監督とのトークセッションが開かれる。一般観覧可。観覧無料で完全予約制。各回定員30人。映画グッズの物販もある。会場へは公共交通機関の利用を。

 予約・問合せは井上さん【携帯電話】090・2629・3398へ。
 

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