橋本の夏の風物詩で、市を代表する観光行事の一つでもある「橋本七夕まつり」の中止を受け、アリオ橋本では今日7月23日(木・祝)から8月10(月・祝)まで「アリオ橋本七夕まつり」を行う。橋本七夕まつり実行委員会もこれに協力し、実際にまつりで使用された飾りなどを提供する。
橋本駅北口周辺の七夕通りなどを会場に、毎年8月に行われる橋本七夕まつり。戦後経済の商業振興の目玉として橋本商店街の商店主らを発起人としてスタートした。第1回は1952年。年々飾り付けが盛大になり、昨年は約250本の竹飾りが七夕通りを埋め尽くし、模擬店やステージ演芸も実施。延べ約36万3千人の人出で賑わった。
七夕まつり実行委も協力
元々ステージ会場として同まつりに参加していたアリオだが、今年5月、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策で同実行委が中止を発表。これを受け、アリオは「地元の商業施設としてできる形で実施できないか」と検討し、人を集めるイベント形式ではなく「買い物がてら見て楽しめる」観覧形式での七夕まつりを行うことに。アリオから話を受けた同実行委もこれに賛同し、竹飾りの提供などを通してまつりの雰囲気作りに一役買うことになった。
正面入り口には、同実行委による竹飾りをあしらったフォトスポットを用意。2階吹き抜け部分には「天の川」を模した飾りを大きく張り出し、1階イベント広場のグランドガーデンには吹き流しも飾られる。アリオ橋本の野尻敏行支配人は「橋本の夏といえば七夕まつり。中止になってしまったのは大変残念だが、まつりの雰囲気を感じて、少しでも皆さまの記憶をつなぐ役割が果たせれば」と話している。竹飾りなどの提供をした同実行委員長の江成藤吉郎さんは、「感染防止のため今年は七夕まつりを開催できない、となったときに声をかけていただき大変感謝している。コロナが収束した来年、今年の分も合わせ盛大に実施したい」と話した。
館内の七夕飾りは、8月10日(月・祝)まで常時観覧することができる。
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