新型コロナウイルス感染症の影響による飲食店の売上減に対応しようと、橋本商店街協同組合(古橋裕一理事長)は来年1月12日(火)・13日(水)・14日(木)の3日間、「新年はしご酒」事業を行う。国の指針に基づき感染対策に細心の注意を払い、参加者を「おひとり様」など「4人以下」に限定。同組合事務局は「忘年会・新年会シーズンにほとんど予約が入らず、飲食店は苦慮している。対策を万全に行いながらお客様に満足してもらえるよう、新しい生活様式のイベントとして試行したい」と話している。 (12月17日起稿)
定食屋や居酒屋など、現在約45店舗の飲食店が加盟している同組合。年間で3・4月の歓送迎会シーズンやGW、年末年始の忘新年会シーズンが書き入れ時といわれているが、ある居酒屋店主は「通常なら3・4月はその他の月より売上が1・5倍、12月は2倍見込めるが、今年はまったくダメ。手の打ちようがない」と肩を落とす。
今回の企画は、9月頃に飲食店経営者たちが今後の対策を話し合うため集まったのがきっかけ。「売上減が深刻」「感染対策をしつつ行える打開策はないか」。さまざまな意見が出た中で決まったのが、専用のチケットを参加飲食店で提示するとお店自慢の1品料理とドリンク1杯が提供される「ちょい呑み」形式のイベントだった。
対策万全に
感染対策として、【1】来店は4人以下【2】利用時間は上限30分【3】マスク着用【4】手指の消毒【5】検温【6】飛沫や密を防ぐテーブル配置などを厳しく実施。同事務局は「世間の感染状況もあるが、飲食店が苦しんでいる今動くことで、新しい生活様式でのイベントとしても試行したい。大人数での新年会が難しい分、おひとり様やカップルなど少人数で各店のお得な美味しい逸品を楽しんでほしい」と話している。
今回の参加店は28店舗。「くん(かっくん)/GOHAN/LOCO STYLE/BONOS/SANTOFUEGO/MARRONNIER/Wappoi/エバーグリーンカフェ/魚菜市場/串焼き佐藤/慶福楼橋本店/こたつ/魚男/炭火はじめ/焔/月夜に遊ぶ。/月夜のこころ。/当千坊/ハシトロ/橋本赤レンガ/福徳橋本本店/大衆焼肉フライデーソックス/ほーむばるITADAKI/eim's/焼肉七夕橋本/奥の掌/しまざき/鳥忠さがみの亭橋本店
これらの店舗で5枚綴りのチケットを購入し(事前購入税込3千円、当日3500円)、期間中に利用する仕組み。購入枚数に制限はないが、同事務局では「販売数をみながら密にならないよう調整する」としている。問い合わせは同事務局【電話】042・772・2543へ。
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