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公開日:2022.02.17

相模丘中野球部
かながわドリーム大賞に
県が強化と地域貢献評価

  • ▶県教育委員会の職員(左)から賞状を受け取る岡(右)・細野両顧問▲野球部のメンバー

 相模原市立相模丘中学校(水野澄雄校長・久保沢)の野球部が、『2021年度かながわ部活ドリーム大賞』を受賞。神奈川県教育委員会から表彰を受けた。顧問らは、「コロナ禍で様々な活動制限を受ける中での49年ぶりの県大会出場や地域との連携などの取り組みが評価された。試合に勝つこともうれしいが受賞もすごくうれしい」と話している。



 県は『かながわ部活ドリームプラン21』を提唱。部活動を好ましい人間関係の形成に大いに役立つと位置づけている。



 そうした中、部活動への参加促進、競技力・表現力の向上、活発な活動実績や地域連携に貢献した学校・団体や個人を対象に『かながわ部活ドリーム大賞』を設け表彰。相模丘中野球部は、「学校の特色に繋がる顕著な取組」や「校内や地域において模範となるような地道な活動」などを対象とした、ジュニアアクティブ賞を受賞した。



49年ぶり県大会出場 



 同部にはかつて桐蔭学園高からプロ野球の広島東洋カープに進み活躍した長内孝氏が在籍。同氏の卒業後しばらくの間地区大会を突破できなかったが昨夏、49年ぶりの県大会出場を果たした。



 また、今はコロナ禍でままならないが近隣小学校児童で構成する2少年野球チームとも交流。互いの指導者も含め連携を図るなど、野球の普及、地域貢献も図ってきた。



 5年前から同部の顧問を務める岡大記教諭は、「そうした取り組みがチーム力強化にも繋がり、認めてもらえたのでは」とする。続けて「もちろん試合をする以上勝つことを目指すが、それよりも生徒には学生らしい生活を送り、応援されるチームを目指そうと指導してきた。勝つこともうれしいが、今回の受賞はよりうれしいかもしれない」と笑顔。



 顧問1年目の細野智久教諭も「教諭や保護者ら諸先輩方の努力があり、その積み重ねが評価されたと思う。それらを体現してくれた生徒を誇らしく思う」と話す。



「生徒と祝いたい」



 コロナを鑑み一堂に会した授賞式は行わず、2月2日に県教育委員会職員が同校を訪問。両顧問に賞状を手渡した。



 しかし岡教諭によると、部員の約半数(11人)を占める3年生は高校受験を控えた大事な時期のため、生徒らには正式に詳細な受賞内容等を伝えてはおらず、「受験が終わったら改めて機会を設け、式典的なことを行いみんなで祝いたい」と話している。

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