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公開日:2022.11.17

DV相談
迷わず 悩まず まず電話
25日まで啓発運動

  • 身体的暴力だけがDVではない

 内閣府などが唱える「女性に対する暴力をなくす運動」が11月12日から25日までの2週間実施されている。相模原市は運動期間に合わせ、DV(配偶者等からの暴力)などで悩む市民に対し、専用電話の周知・啓発などに力を入れる。

 相模原市人権・男女共同参画課によると、期間中は毎年、公共施設等へのポスター掲示や金融機関にリーフレットを配架するなどで運動を啓発する他、80台の公用車に相模原市配偶者暴力相談支援センターのDV相談専用電話番号を記したマグネットシートを貼付する等で相談先の周知を行っている。

 また若年層で性暴力やストーカー被害等の性的な被害を受ける問題が発生していることから、「ソレイユさがみ女性相談室」を市ホームページやFMさがみの放送を通じて周知を図っている。

コロナも影響か相談右肩上がり

 相模原市配偶者暴力相談支援センターに寄せられる相談は、個人が特定される可能性もあり、細かく公表はしていないものの、DVは配偶者からの身体的暴力に限らない(表参照)。

 相談件数は2017年度から右肩上がり。21年度は一般相談、DV相談共にここ5年で最多を記録した。

 中でもDVに関する相談件数は20年度、21年度と2年続けて対前年1割強の増加となっている。新型コロナウイルスの影響で、生活スタイルの変容が迫られ、社会的・経済的なストレスなどが家庭内、特に女性に向けられていることが数字からも見て取れる。

 DV相談専用電話では、専門の相談員が相談内容に応じ、本人の希望を確認し、必要な相談先などをアドバイスする他、緊急と判断した場合は警察への連絡を促すこともあるという。

 なおソレイユさがみ女性相談室は電話相談の他に面接相談もあり。面談希望者は事前に相談室に電話の上、予約が必要。

 その他の問い合わせは市人権・男女共同参画課【電話】042・769・8205。

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