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さがみはら緑区 人物風土記

公開日:2023.02.23

理学療法士で「地域を明るくするリハビリテーション専門職の会相模原」の代表を務める
鈴木 勇気さん
橋本在住 37歳

リハビリで地域を明るく

 ○...理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーションに関する専門職が、「地域や市民とつながり、活動で地域を明るくするのに貢献したい」との思いで昨年6月、志を同じくする仲間9人と会を立ち上げた。運動・動作の専門家として、自治会やシニアサポート活動団体に請われ、介護予防教室や介護従事者が楽に動くための秘訣などを伝えている。「『来てもらってありがたい』『助かる』と言ってもらえ、やりがいを感じます」と顔をほころばせた。

 ○...理学療法士を志したのは高校時代。サッカー部での自らの怪我がきっかけだった。痛みを我慢しながら続けたきた結果の疲労骨折。引退試合を控え、焦りがつのるリハビリの日々を心身両面で支えてくれたのが理学療法士だった。「私の立場に立って支えてくれ、救われた」と振り返る。引退試合には間に合わなかったが、同じような境遇の人に寄り添えるようになりたい、と進路が決まった。

 ○...リハビリ専門職にとって「その人らしく生活できるようになれる事」が無上の喜び。一方で不安や苛立ちが言動や行動に出てしまう患者の気持ちにもしっかり寄り添う。「様々な視点を取り入れ、本質を見極める」ことで、時には「違う道、もっと輝ける道もある」と促すこともあるという。

 ○...生まれは新潟だが、すぐに相模原へ越してきた。「相模原市内は地域ごとに特性がある」と感じている。本業の合間を縫っての市民活動だが「楽しい。一日があっという間」と充実感を覗かせる。6歳と4歳になる我が子との触れ合いの時がリラックスタイム。動作のプロとして「筋力がないのに身体を上手に使っている」と、その動きには感心しきりだ。

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