神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原市立幼・保 3園が廃止、集約へ 施設老朽化や園児減少で

教育

公開:2023年3月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
解体される日連保育園(上)と城山幼稚園
解体される日連保育園(上)と城山幼稚園

 施設の老朽化や園児減少などを理由に、今年度をもって「城山幼稚園」と「日連保育園」が廃止され、「ふじの幼稚園」は閉園し新たに4月から幼保連携型認定こども園としてスタートする。

藤野地区 こども園に集約化

 「日連保育園」は1983年4月に開園。定員60人で現在、44人が在園している。子どもの減少に加え、同園は建物も老朽化しており、敷地は土砂災害警戒区域に隣接していることから、自然災害への対策がかねてより課題となっていた。

 子どもや保護者、職員の安全性を確保すると共に規模の適正化を図るため、同園を3月31日で廃止し「ふじの幼稚園」の場所に集約することにした。集約後は、保育所と幼稚園の機能を併せ持つ幼保連携型認定こども園「ふじのこども園」として新しくスタートする。

 こども園新設のため、現在の「ふじの幼稚園」も閉園となる。同園は93年に開園。定員280人のうち、今年度の在園者は21人。同園も園児の減少が課題だった。

 耐震性に問題のない園舎は改修して使用することとし、昨年夏から段階を経て改修工事を行った。給食提供のための調理室の新設や乳児の受け入れに対応した施設も設置されている。工事は1月で完了、3月21日(火)には生まれ変わった園舎の内覧会も開かれる。

 一方、今年6月から12月頃に解体工事を予定している「日連保育園」は3月6日(月)から14日(火)まで寄せ書きへの思い出メッセージを募集。19日(日)には「お別れ内覧会」が実施される。

城山地区 26年度に新保育園を開園

 藤野地区同様、子どもの減少と建物の老朽化が課題となっている城山地区。まず、児童数が大幅に減少していた「城山幼稚園」(74年開園・今年度在園数6人)が3月31日で廃止に。園舎を解体した後、敷地内には新園舎を建設。26年度に「城山西部保育園」(81年開園)と「城山中央保育園」(74年開園)を集約した、「(仮称)城山保育園」を開園する予定だ。市保育課の担当者は「子どもたちが心身共に健全に育つための事業を今後も継続していきたい」と話している。

 「城山幼稚園」の卒園式ならびに閉園式は3月17日(金)に実施。思い出の寄せ書き(6日(月)から14日(火)受付)は3月31日(金)まで園内に掲示される。

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

1市5町に「消滅可能性」

人口戦略会議

1市5町に「消滅可能性」

相模原「中間に位置付け」

5月16日

自転車レース 区内を疾走

ツアーオブジャパン

自転車レース 区内を疾走

5月25日 「迫力を感じて」

5月16日

22地区を「楽しく学んで」

市印刷広告協同組合

22地区を「楽しく学んで」

ゲーム開発で出前授業

5月9日

自転車振興を後押し

スルガ銀行

自転車振興を後押し

市と連携、独自イベントも

5月9日

災害対策拡充に重点

災害対策拡充に重点

市総合計画推進プログラム

5月9日

4日、5日に大凧まつり

4日、5日に大凧まつり

今年の題字は「稀風」

5月2日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook