施設の老朽化や園児減少などを理由に、今年度をもって「城山幼稚園」と「日連保育園」が廃止され、「ふじの幼稚園」は閉園し新たに4月から幼保連携型認定こども園としてスタートする。
藤野地区 こども園に集約化
「日連保育園」は1983年4月に開園。定員60人で現在、44人が在園している。子どもの減少に加え、同園は建物も老朽化しており、敷地は土砂災害警戒区域に隣接していることから、自然災害への対策がかねてより課題となっていた。
子どもや保護者、職員の安全性を確保すると共に規模の適正化を図るため、同園を3月31日で廃止し「ふじの幼稚園」の場所に集約することにした。集約後は、保育所と幼稚園の機能を併せ持つ幼保連携型認定こども園「ふじのこども園」として新しくスタートする。
こども園新設のため、現在の「ふじの幼稚園」も閉園となる。同園は93年に開園。定員280人のうち、今年度の在園者は21人。同園も園児の減少が課題だった。
耐震性に問題のない園舎は改修して使用することとし、昨年夏から段階を経て改修工事を行った。給食提供のための調理室の新設や乳児の受け入れに対応した施設も設置されている。工事は1月で完了、3月21日(火)には生まれ変わった園舎の内覧会も開かれる。
一方、今年6月から12月頃に解体工事を予定している「日連保育園」は3月6日(月)から14日(火)まで寄せ書きへの思い出メッセージを募集。19日(日)には「お別れ内覧会」が実施される。
城山地区 26年度に新保育園を開園
藤野地区同様、子どもの減少と建物の老朽化が課題となっている城山地区。まず、児童数が大幅に減少していた「城山幼稚園」(74年開園・今年度在園数6人)が3月31日で廃止に。園舎を解体した後、敷地内には新園舎を建設。26年度に「城山西部保育園」(81年開園)と「城山中央保育園」(74年開園)を集約した、「(仮称)城山保育園」を開園する予定だ。市保育課の担当者は「子どもたちが心身共に健全に育つための事業を今後も継続していきたい」と話している。
「城山幼稚園」の卒園式ならびに閉園式は3月17日(金)に実施。思い出の寄せ書き(6日(月)から14日(火)受付)は3月31日(金)まで園内に掲示される。
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