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さがみはら緑区 教育

公開日:2023.06.22

児童が車いす体験
大島小で地域と福祉教育

  • 段差を越えようと車いすを押す児童

 大島小学校(川上孝生校長)で6月9日、地域と協力した福祉教育体験が行われた。

 同校は総合学習のテーマに「だれにでも優しい町の実現」を掲げており、4月には町探検を実施。道路の亀裂や段差を見つけ、「車いすに乗っている人には不便なところが多い」という意見が挙がったという。それを受け、実際の車いす移動はどのような苦労があるのか知るために、大沢地区社会福祉協議会と民生委員児童委員協議会のメンバーらが協力して体験が行われた。

 当日は4年の児童が校舎内を車いすで移動。普段使っている教室への出入りや障害物をよけたり、段差を越えることに挑戦した。水道の前では、手を伸ばすも蛇口に手が届かず、横向きになることや、1cmほどの段差でも自分では乗り越えられないことを学んだ。

 授業を終え児童は、「車いすに乗ってみて人との助け合いが必要なことに気付いた」「少しでも車いすの人が住みやすいためにできることをしたい」などと感想を話した。授業に協力した社協の松井光臣会長は、「子どもたちと顔見知りになって、何かあったら相談される地域の大人でいたい。日頃から使っている校舎だからこそ、車いすでの生活の違いを感じることができたと思う」と話した。

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