リニア中央新幹線の新駅設置による周辺の交通量増加に対応するため、相模原市が計画を進める市道大西大通り線について、新設を問う住民集会が2月4日、サン・エールさがみはらで有志らによって開催された。
大西大通り線は国道16号の橋本変電所前交差点北側付近から橋本相原線をつなぐ新設予定の道路。計画は住宅街に掛かり、約100世帯に影響があるとされる。昨年8月には本村賢太郎市長との市民対話が緑区合同庁舎で開催されている。
集会は西橋本2丁目住民有志、西橋本3丁目住民有志、大西大通り新設に反対する会が主催。当日は、地域住民を中心に約50人が参加した。冒頭に主催者が道路新設の事業認可を阻止することを共有し、「今後の活動の取っ掛かりにしたい」とあいさつ。続いて市の資料をもとに、周辺の交通量について理解を深めた。説明した篭島新一さんは「交通量増加により国道16号の6車線化や連続立体化よりも大西大通り線が安く作れると見せかける論法」と解釈。しかし、根拠となる交通量について「市の資料はつじつまが合わない点がある」と指摘した。参加者は「22年の住民説明会でいきなり立ち退いてくださいと。地権者を無視している」「計画の白紙撤回を求める」などと話した。道路住民運動全国連絡会の橋本良仁さんは、全国の活動を見てきた経験から「道路は住民の合意のもとで作るもの。住民が無視されているどころかすでに計画が発表されている。なぜ情報開示がないのか」と疑問を投げ掛けた。
なお、住民有志と同会では再度、市長との対話を求めていくという。
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