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公開日:2024.07.11

橋本本町ときわ会
美化活動で環境大臣表彰
地域の意識向上に寄与

  • 同会メンバーの(左上から時計回り)金子崇副会長、中村和代副会長、柚木前会長、安部会長、清水元会長

 令和6年度地域環境美化功績者表彰(環境大臣表彰)にこのほど橋本本町ときわ会(安部良市会長)が選出された。同会は39年にわたり、地域の道路清掃や公園の花壇の手入れなどを行っている。表彰に安部会長は「とても光栄なこと」と喜びを語る。

 同会は1972年4月に発足。橋本本町自治会(橋本5丁目と橋本7丁目の一部、元橋本町)の60歳以上の会員有志で組織される。現在の会員は63人。73歳から101歳が入会している。

 同会では、自治会区内の道路清掃、橋本本町公園の花壇の手入れ、橋本本町自治会館の清掃を実施している。その活動が地域住民の美化意識の向上に多大な影響を与えているとして今回の表彰に至った。

 町内清掃は2カ月に1回実施。約1時間ほど町内のゴミ拾いを行う。1回の清掃で45リットルのゴミ袋が3〜4袋になるという。「昔はタバコの吸い殻が多かったが、最近はマスクやお菓子の袋などのビニール系が多い。特に人が往来する大通りは多いね」と最近の傾向について役員は口を揃える。特に交差点付近にゴミが多いようで、「車からのポイ捨てだと思われるようなゴミが目立つ。タバコの吸い殻がごそっと捨ててある時もある」と安部会長は苦笑いを浮かべる。

 清掃活動には20〜30人が参加し、安全のために赤いベストを着て活動する。その後は、会員が自治会館に集まってお茶会を開催するのが通例。環境整備の話題のほかに、健康や地域情報について話すのが楽しみの1つになっているという。

秘訣は実行力

 清掃活動が長く続いている秘訣は「役員の実行力」と柚木正義前会長は話す。役員が協力して清掃活動の前にはチラシを作り案内を送る。それらの実行力が役員に脈々と受け継がれているという。今回の表彰に柚木前会長は「地域発展のために自治会と協力してやってきた。積み重ねが表彰につながり素晴らしいと思う」と喜ぶ。また、元会長の清水忠さんは「2〜3人で活動していたら続けられなかったと思う。多くの会員の参加があってそれが継続のエネルギーになっている。これからも一生懸命やっていきたい」と活動の継続に意欲を示した。

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