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町田市立博物館より【14】 「国立能楽堂コレクション」〜能・狂言の面と装束〜 学芸員 村上智美

掲載号:2015年12月10日号

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能面・中将(ちゅうじょう)国立能楽堂所蔵江戸時代 17世紀
能面・中将(ちゅうじょう)国立能楽堂所蔵江戸時代 17世紀

 現在、町田市立博物館では「国立能楽堂コレクション ―能・狂言の面と装束―」展を開催しています(12月20日まで)。

 展覧会のタイトルのとおり、能楽の振興・普及を目的として設立された国立能楽堂が30年以上をかけて調査・収集したコレクションの中から、能と狂言の面と装束を紹介しています。

 能と狂言をあわせて能楽と呼びます。能楽と聞くと「なんだか難しそう」、「能面は少し怖い」といった印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、今回の展覧会では能楽がお好きな方はもちろんのこと、能楽をご覧になったことがない方や普段能楽に触れる機会が少ない方にも分かりやすく親しみやすく展示・紹介しています。

様ざまな表情

 「能面のような顔」という言葉があります。表情の無い様子を表わす言葉ですが、実際の能面はどうでしょうか。通常、能面はヒノキや桐などといった日本でも古くから建材にも使われている狂いの少ない木材から作られています。木で出来た面が実際に動くということはありませんが、展示方法や鑑賞方法によって実に様々な表情に見えてきます。

色々な角度から

 まずは照明です。展示室内では作品保護のためごく弱い照明に留めていますが、照明の角度によって顔の表情や、照明の色合いなどによっても顔色が違ってみえます。紙幣に描かれた肖像画の目を山折、鼻を谷折にして目や口に凹凸を作り、紙幣を下から覗くと笑っているように見え、上から見ると悲しんでいるように見えるという遊びがありますが、能面も鑑賞する角度によって表情が異なって見えます。展示室では面は固定されて動きませんが、皆さんもぜひ展示ケースの前で屈伸運動をしながらお気に入りの角度を探してみてください。

 展覧会では面の他にも、絹や金糸を用いて制作された絢爛豪華な能装束や、大胆奇抜な模様が染められた狂言装束も展示しています。ぜひ博物館へお出かけください。
 

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