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八王子 社会

公開日:2015.07.09

「新しい街」自分たちで
 多摩NT東山自治会

  • 「顔の見える関係作り」を進める同自治会

 八王子市の町会・自治会へ加入する家が年々減り続けている。加入率は7月6日現在、約60%と、1988年の80%ほどから約30年間で20%程度減少。住民の価値観の多様化や共働き世帯の増加などが要因として考えられるが、加入率の低下により、隣近所間の交流が希薄になり防犯・防災活動などに支障をきたす可能性があると言われている。

 そんななか、移住者同士が協力して新しい自治会づくりに励む地域もある。そのひとつが堀之内の「多摩ニュータウン東山自治会」(向井祐輔会長)だ。法人化した自治会として、14年10月に市から認可を受けた市内で最も新しい自治会(7月6日現在)で、30代から40代の子育て世代が多く入会している。

 同自治会は発足からこれまで、餅つき大会やタケノコ採り、清掃活動などで住民間の交流を図ってきた。向井会長は「祭りのために神輿をみんなでつくるなど、自分たちで新しい街づくりに励むのは楽しい」と笑顔をこぼす。向井会長によると、自治会運営で気をつけているのは、行事などのマンネリ化を避けること。新しい試みを続けることで、住民の参加意識を高めていきたいと考えている。「顔の見える関係づくりを進め、いざという時に助け合える街にしていきたい。近隣の自治会との交流も考えている」と向井会長は話した。

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