八王子にある135の高齢者クラブの連合体で、約9800人が所属する八王子市シニアクラブ連合会。創設52年目の今年4月、八王子市老人クラブ連合会から名称を改めた。シニアクラブの魅力とは何か、田中恭男会長(77)に話を聞いた。
同連合会は健康寿命をのばし、地域づくりに貢献していくことを目的に活動している。「年金などで老後の生活は何とかなっても、精神面はまかなえない。やりがいによる心の健康も大切。自分の街を次の世代に引き継いでいくことにつながる」。会社勤めだった田中さん自身、定年前まで地域の付き合いがなかった。クラブに入ることで自分の街に対する愛着が生まれたという。
スポーツ、文化による仲間づくり
同連合会では輪投げ、グラウンドゴルフ、ペタンク、ゲートボールといった軽スポーツの大会を開催し、文化面では毎年芸能大会で楽しみながら健康維持を図っている。活動を通じて自然と仲間も増えるという。また、通学路の見守り活動にも積極的に取り組んでいる。田中さんはクラブに入るメリットを「仲間が増えるだけではなく、人のために貢献することもでき、生きがいになる」と話す。
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