八王子お手玉の会（鈴木幸子代表）がお手玉あそびについてのＤＶＤを制作した。今年２月に50部、この程追加で50部をプレスした。１枚２０００円で希望者に販売している。

　同会は２０１３年、地元で歌われたお手玉歌を調べ直し、「八王子のおさらいうた」として発表した。おさらいは「よせ玉」と言われるお手玉のあそび方のひとつ。親玉を上に投げた間に、床の小玉を動かす。

　そのあそび方を後の世代へ伝えようと14年、ＤＶＤの制作に取り掛かった。２年を費やし１時間弱の映像が完成した。「お手玉は笑顔にしてくれます。伝統文化を残していければ」と鈴木さん。

　同会は06年、鈴木さんが中心となりボランティア仲間６、７人が集まって発足した。「子どもと高齢者をつなぐ場を作れれば」と、鈴木さんらが幼い頃に遊び慣れたお手玉をテーマとした。

　会の主な活動はお手玉あそびの伝承。会員が学校や保育所、高齢者施設等をまわり年間４００回ほど、交流の場を設けている。

55歳以上の催し

　なお、同会では10月12日（水）に「第２回おとなが楽しむお手玉あそび大会」を開催する。会場は八王子労政会館（明神町）。午後１時30分から３時30分まで。

　先着50人で、55歳以上が対象。参加費５００円。お手玉による「脳トレ」あそびなどが企画されている。お手玉は同会が用意する。

　会の活動、ＤＶＤ、イベント等の問い合わせは同会鈴木さん【携帯電話】０９０・８８１６・３８８２へ。