年末年始に一度は訪れたい場所が南大沢八幡神社だ。境内にある市指定の天然記念物「南大沢のオオツクバネガシ」を「詣でる」と運気が上がる――?と評判を集めている。
この大木は1880年正月に起こった同神社の火災が燃え移り、一時は「枯れ死」状態にあると見られていたものの、その後復活したことから、南大沢地区では「不死身のアカガシ」として大切にされてきた(当初はアカガシと思われていたためこの名がついた)。
既に、樹幹は空洞化しているが、先日の季節外れの雪にも負けず、現在もしっかりと土に根を下ろしている。
「850年ぐらい生きているのでは。明治時代の火災以外にも、雷が落ちたり、泥棒が木の周辺に隠れていて、誤って火をつけてしまったことなどもあったそうだ」と同神社の総代である佐藤昇さん(83)。それでも生き続けているオオツクバネガシに「尊敬の念」を抱いているという。
「南大沢町会」会長の佐藤忠夫さん(72)は「南大沢の街をずっと見守り続けてくれている大切なもの。今年、24年ぶりに開かれた夏祭りで、地域住民がつながりを深めていく様子も見守ってくれていたと思う」と話している。
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